キーラン・ヘブデン、レディオヘッドのデビューに関わっていた

「Four Tet(フォー・テット)」名義で活動する英ミュージシャン、Kieran Hebden(キーラン・ヘブデン)が、Radiohead(レディオヘッド)のメジャーデビューシングル「Creep」のミュージックビデオでエキストラとして出演していたことを明かした。
音楽専門チャンネル「BBC 6」のラジオ番組で明らかにしたもの。Gilles Peterson(ジャイルズ・ピーターソン)がDJを務める同番組では、ヘブデンについて2時間の特集が組まれ、彼も出演。
デビュー当時に組んでいたバンド「Fridge(フリッジ)」の頃や、米プロデューサーのJ Dilla(ジェイ・ディラ)にカバーされブレイクしたこと、米の伝説的ジャズドラマーのSteve Reid(スティーブ・リード)とのコラボレーションを果たした最近の活動に至るまで紹介された。
そこで彼は、英バンド、Radioheadのメジャーデビューシングル「Creep」(1993年発売)のミュージックビデオにエキストラとして出演していたことを、以下の通りに語って明かした。
「2003年の終わりにRadioheadのツアーに前座として誘われたんだ。彼らは当時からもう既に世界的大物バンドで、それに僕は彼らの『the Drill 』EP(ザ・ドリル=Radioheadのデビューミニアルバム)からのファンだったんだ。彼らの『Creep』のビデオに観客としても映ってるよ。僕は本当に彼らを近くで最初から追ってたんだ。そして、そんな彼らからオープニングアクトに僕のレコードのファンだから、という理由で抜擢された時、僕はエレクトロミュージックで生きていこう、そうすべきだ、と思えたんだ」
彼は、2003年リリースのRadioheadの「Scatterbrain」でリミックスしているが、それよりも以前に関わっていたという、驚きの新事実が明かされたかたちとなった。 【文・松尾模糊】
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