英ロックバンド・Radiohead(レディオヘッド)の9枚目となるスタジオアルバムが、いよいよお目見えとなりそうだ。

 先日、ロシアで放送されたラジオ番組「Silver Radio(シルバー・レディオ)で、Radioheadのギタリストである、Jonny Greenwood(ジョニー・グリーンウッド)が「1カ月にもおよんだスタジオでのレコーディングは9月に無事終えた」と語ったことを米メディアが報じた。

 更に彼はこうも述べた。「僕らは新しいアルバムのレコーディングを終えたよ、でもまだ見直して行かないと。僕たちは出来るだけ早くその作業を終えて、その後、来年にはツアーをスタートさせたいと思っている。まだ、何も具体的には決まってないけどね…」

 9月には、彼らの8枚目のスタジオアルバム『The King Of Limbs』(ザ・キング・オブ・リムス)のレコーディングにも参加した英国の指揮者であり作曲家のRobert Ziegler(ロバート・ジーグラー)がツイッターで、Radioheadのメンバーとのスタジオでの写真を公開。このため、一部のファンの間では新作のリリースは近いのではないか、と噂されていた。

 また、現在は削除されているが写真のなかには、バンドがオーケストラと一緒にレコーディングしているものもあったようで、今までにない新しく壮大な作品に仕上がるのではないかとファンの期待を高まらせている。

 ジーグラーは過去に、ジョニー・グリーンウッドが劇中音楽を務めた映画『There will be brood』のサントラにも参加。クラシカルなサウンドでファンの間では高い評価があった。もし、今作でオーケストラとの協奏が実現されれば、バンドとしては極めて珍しく、新たな音楽性が垣間見えることとなりそうだ。

 なお、来年リリースとなれば、2011年の『The King Of Limbs』以来、約5年ぶりとなる。  【文・松尾模糊】

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