武藤彩未“アイドル”では珍しいライブ音源をCD化、その意図は
武藤彩未、ソロアイドルでは珍しくライブ音源をCD化。その意図とは?
ソロアイドルの武藤彩未(19)が、ライブ演奏を収録したライブアルバム『Re:BIRTH~19th Birthday Live at 渋谷公会堂』をリリースした。映像主体のこの時代に、ソロアイドルがライブ音源をCD化するのは珍しい。なぜ、ライブ音源に絞ったのか。ライブの取材、そしてインタビューを通じて探った。 【取材・村上順一】
アイドルへの道のり
大の80年代アイドル好きで、慕うのは松田聖子。自身もアイドルグループ「可憐Girl's」、「さくら学院」を経て現在、「ソロアイドル」として活動している。
競馬の調教師を父に持つ武藤は、厩舎の近くで住生活を送っていた。音に敏感な馬に配慮して、音楽が聴けたのは移動時の車内のみ。カーステレオから流れていたのは、両親が好きで聴いていた松田聖子をはじめとする80年代の歌謡曲。そうした影響もあって武藤もやがて、80年代アイドルを好きになる。
さくら学院では初代生徒会長(リーダー)を務めた。4年前に同グループを卒業。いくばくかの準備期間を経て、昨年、ソロアイドルとしてメジャーデビューした。かつて、インタビューで記者は小声で聞いた。「歌手ですか、それともアイドルですか」。武藤はきっぱりと「アイドル」と答えた。アイドルへのこだわりは強い。
その彼女は今年、通常ライブとロックライブ、バラードライブの3本柱で活動を展開している。ワンマンの場合はほとんどが、生バンドを従えての構成だ。記者が取材で体感したのは、ロックライブとバラードライブ。いずれも、圧巻の歌唱力でファンを魅了していた。
アイドルのライブの多くは、バック音源にカラオケを使用するケースがある。武藤は、なぜ生バンドに固執しているのか。しかし、かつて行ったインタビューで彼女は、「カラオケ音源や生バンド構成、どっちもできるようになったら最強だと思う。1人でもバンドの皆さんがいるステージでも同じものを観せられるようになりたいですね」と語っていた。
では、なぜ生バンドを従える必要性があるのか。武藤はこうも語っている。
「最初の頃は綺麗に100%の物を届けるみたいな、殻に閉じこもるというかライブができていなかったんですよ。ライブってその瞬間を楽しむ物じゃないですか、今まで練習してきた物を披露する発表会みたいな感じになっちゃっていたんですよ。でも、生バンドでライブをやっていくうちに違うなと思って。その瞬間にもっと近づきたいという想いが芽生えて、敢えて振り付けなどやらずにお客さんに近づいてみたり、型にはまらないのがライブだなと気づいたんですね。今までは、型にはまったライブしか出来てなかったんですが、それは違うなというのを、生バンドの皆さんとやらせてもらうなかで気づきましたね」
そもそもライブに対する意識はどのようなものなのか。
「本当に大事ですね。むしろライブのための楽曲と言って良いぐらいなので。いまはCDを手に取ってもらうのには難しい時代と言うか、そう言う意味ではライブが本当に大事なのでライブに来てもらえるようになりたいです。そのための楽曲をもっと増やしていきたいですね」








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