THE ORAL CIGARETTES、語り継がれていく“7・14”で得たものは
INTERVIEW

THE ORAL CIGARETTES、語り継がれていく“7・14”で得たものは


記者:編集部

撮影:THE ORAL CIGARETTES「7・14」で得たものは[1]

掲載:15年11月11日

読了時間:約18分

THE ORAL CIGARETTES「7・14」で得たものは[1]

あの時、THE ORAL CIGARETTESは何を考えたのか(撮影・木村陽仁)

 今年7月14日にTHE ORAL CIGARETTESのワンマンライブで起こったハプニングは、そのライブを見ていた記者にも大きな衝撃を与えた。ボーカリスト山中拓也の突然の喉の不調によるステージの中断。どれほどライブ慣れした百戦錬磨のミュージシャンにとっても、2000人規模を誇る「Zepp Diver City Tokyo」でのトラブルとなると、大きなショックが出演者にも観衆にもあったに違いない。しかもステージでは時にカリスマ性すら感じさせる山中の突然の後退であれば、なおさらショックだったことだろう。

 しかし、それ以上に衝撃を与えたのは、そのとき再び山中がステージに戻ってくることを信じ、観衆は誰も会場を去ろうとはしなかったこと。そして、山中はメンバーと観衆に支えられて再びステージに現れた。その光景は、フロアの観衆と彼らTHE ORAL CIGARETTESとのなにか目に見えないつながりを表すような、ある種スピリチュアルなひと時でもあった。あの7月の事件後、山中は9月までの夏フェスのスケジュールを消化した後、喉の復調を目指し手術を受けることを決意。来年の1月4日、再び同じ場所「Zepp Diver City Tokyo」でリベンジのワンマンライブが行われることが決定している。

 7月14日に彼らが感じたこと、思ったことはどのようなものだったのだろうか? またあの後、彼らの思いに生じた変化も、非常に興味深いところだ。今回は彼らへのインタビューを通じて、11月にリリースされるニューシングル「狂乱 Hey Kids!!」制作のエピソードや、来年1月のワンマンに向けた思い等とともに、その真相、真意をたずねてみた。  【取材・桂 伸也】

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