hitomi、新作は“大人かっこいい”アコースティックサウンド
ミニアルバム『Journey』アートワーク
歌手のhitomiが、21日にミニアルバム『Journey』を配信限定でリリースした。前作「GO-GO たまごっち!」から約1年半振りとなる今作は、今までのhitomiとは違った米国歌手のシェリル・クロウを彷彿させるようなアコースティックサウンドが際立った作品となっている。ミニアルバム『Journey』には全5曲収録。
アーティストであり続ける傍ら、2児の母としても充実したライフスタイルを送り、また、アパレルや美容ケア商品のディレクションなども手がけるなど、多方面で活躍中のhitomi。そんな彼女が“配信限定”という形で約1年半ぶりに新曲をリリースした。
そんなhitomiが今回リリースした配信限定ミニアルバムには、これまでの彼女の作品とは少し違った思いが込められているという。
「歌手としてデビューしてから20年、いろいろなことがあった。今はゆったりとした時間を感じていて、そんな中で生み出した楽曲達。たくさんの経験をしてきたからこそ、たどり着いたイメージ。まだ若かった当時のような背伸びはしない、無理もしない、みんなと手をとって一緒に聴いていたいような、、、そんなアルバム。」と語っている。
自身で今作をそう振り返るように、今回発表された新曲5曲は、「CANDY GIRL」や「LOVE 2000」「SAMURAI DRIVE」のようなこれまでの彼女の代表曲とはまた違った、アコースティックギターサウンドが際立ち、シェリル・クロウを彷彿させるような、言わば“大人かっこいい”楽曲が揃っている。
また、これまでほとんどの曲の歌詞を自身で書き続けてきたhitomiだが、今回の配信限定ミニアルバムのタイトルにもなっているイチオシ曲『Journey』は、平井大などのサウンドプロデュースを手掛けるEIGOが作曲だけでなく作詞まで手がけている。
その背景には、「これまで多くの歌詞を書き続けてきた中で、自分の世界観だけでは視野が狭くなってきているのを感じていた。」というhitomiの思いがあり、そんなとき、EIGOのプロデュースした楽曲に出会い、彼の中にある力強くシンプルで直球な感覚、穏やかなのに芯がはっきりしているメッセージに共感し、今回の作詞・作曲の依頼をしたという。
先月末に二子玉川ライズで開催された「ママフェス」のステージにて初披露されたこの曲は、波の音とギターのアルペジオが印象的な、聴く人をゆるやかな気持ちにさせるメロディ構成となっており、まさに歌詞の中に出てくる「裸足のままでいい」というフレーズがぴったりの曲となっている。
デビューしてから20年を走り続けてきたhitomi。その20年の間に様々な経験があったからこそ辿り着くことが出来た音楽が今作には詰まっているのだろう。