横山由依も照れ笑い「ほんま?」“初恋”した大野拓朗
AKB48の横山由依(22)が15日、東京都美術館で行われたショートフィルム『漁船の光』のトークイベントに出席した。映画初主演作で、初のラブストーリー。人妻役に挑んだ横山は「恋愛経験があまりなく“できるかな?”と不安だったけど、自分なりに精一杯やったつもりです」と胸を張った。
同作品は、国際短編映画際「ショートショートフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」とAKB48グループによるコラボレーション企画「AKB ShortShorts」の第1弾「9つの窓」のうちの1作品。AKB48メンバーがそれぞれ主演を務める10分のショートフィルム9本で構成されている。先日、NGT48北原里英が主演を務めた『お電話ありがとうございます』の上映イベントが開催された。
横山初主演作品『漁船の光』は、漁村を舞台に漁師の妻として平和な日々を送る、ヒロイン(横山)のもとに昔の恋人(大野拓朗)が現れる内容。横山をはじめとした役者陣の丁寧な演技と地方の風景、さらにストリングスとピアノによる牧歌的なサウンドトラックが調和されている。
上映が終わると横山、大野と監督を務めた廣瀬陽が登場して挨拶。3時間しか一緒に撮影しなかったという横山と大野。大野は短い時間で撮影までいかに関係性をつくるか、ということに気を遣ったと明かした。
また、廣瀬監督は横山に細かい指示よりも「どれだけピュアな感じに描けるか」ということにこだわったとも語った。そんな両者のサポートのおかげか、横山は「リラックスして自由にやらせていただきました」と楽しんで役作りに取り組めたようだ。
初恋の相手と大人になってから再会する、というストーリーに前々から憧れていたと話した大野。撮影当日まで横山と顔合わせもできず、肝心の初恋気分に入り込めるか不安を抱えていたそうだが、挨拶した瞬間に「初恋だ」と感じたことを告白。横山も「ほんまに思いました?」と照れながら返答すると、会場からは笑いが起きていた。
今回は映画初主演で、初ラブストーリー、初人妻役という初づくしの横山。「恋愛の経験があまり無いので、できるのかな?と思ったんですけど自分なりに精一杯やったつもりです」と明かした。さらに恋人にお弁当を渡すシチュエーションに憧れがあるとも話して周囲をドキッとさせた。
この『漁船の光』が収録された短編映像作品集「9つの窓」は各エピソードごとにAKB48グループから1人ずつが出演していることに触れ、横山は「演技経験の無いメンバーもいるので、新しい一面が見えるのかなと楽しみです」とした。
来年からAKB48の総監督就任が決まっているが「2016年はAKBにとっても自分にとっても大事な年になると思います」としてから、2016年に長編映画に出演、3年後に主演を目指すことを宣言。更なる飛躍を約束した。
映像作品集『9つの窓』は2016年1月30日より横浜みなとみらいのブリリア・ショートショート・シアターで先行公開、2月6日より全国順次公開予定。 【取材・小池直也】
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