高瀬くるみ

 BEYOOOOONDSが6月16日、神奈川・横浜アリーナで『BEYOOOOONDS CONCERT 2026 SPRING [HIGH! TENSION BEYOSCOOOOOPE]』を開催した。

 【写真】BEYOOOOONDS初の横アリ、熱いパフォーマンスで魅了

 4月25日よりスタートした春ツアーの千秋楽であり、メンバーの高瀬くるみにとっては卒業コンサートとなった今回の公演。高瀬は2015年にハロプロ研修生に加入し、2019年にBEYOOOOONDSのメンバーとしてメジャーデビュー。2021年からはTVアニメやナレーション、ゲームなどで声優としても活動している。また地元・栃木県では「宇都宮観光プロモーション大使」「とちぎ未来大使」を務め、野菜ソムリエの資格を持つことから「三島市野菜アンバサダー」に任命された。グループ卒業後は、芸能活動を続けていくことを発表している。

 この日は BEYOOOOONDSにとって初めての横浜アリーナ公演、そして新メンバーのお披露目というトピックもあり、会場には約11,000人のファンが集まり、さらにCSテレ朝チャンネル1での生中継、全国68館と台北の映画館でライブビューイングも実施。今回のツアーは映画の撮影技術である「シネマスコープ」からつけられたタイトル「BEYOSCOOOOOPE」の通り、テーマが“映画”となっており、高瀬のメンバーカラー・ミントグリーンのペンライトに染まった会場が暗転すると、映画の予告編のような映像からコンサートが幕を開ける。

BEYOOOOONDS

 ピンスポットに照らされた高瀬の「みんな、幸せになりたいか〜!?」のセリフから流れ出したのは新曲『ハイ!テンション』。「はい!」「挙手!」というファンとともに盛り上がるフレーズや、メンバーの里吉うたのが手がけたキャッチーな振り付けで一曲目からエネルギッシュに盛り上げる。ひとりひとりの個性が歌詞に詰まった自己紹介曲『自己☆SHOW☆TIME』では、メンバーそれぞれの名前を呼ぶファンの声にもいつも以上に力が入っていく。

 MCでは「やってきたぜ!横浜アリーナ!」とメンバーが盛り上がると、会場からも大歓声が。念願の横浜アリーナのステージに立った感想を聞かれると、「最高!」と興奮した様子の高瀬。さらに「ずっと BEYOOOOONDSが見たかった景色です。ありがとうございます!今日は隅から隅まで、ライブビューイングも生中継もみんなで一緒に楽しい時間を作っていきましょう!」と盛り上げた。

 平井美葉の「横浜アリーナ公演も、寸劇ありの濃ゆいエンターテイメントショーを用意してきましたので、最後まで楽しんでいってください!」のコメントから披露されたのは、『ポジティブプログラム』。ピースサインが印象的なダンスでさらに会場と一体となったかと思うと、BEYOOOOONDS のライブの魅力のひとつである劇パートがスタート。今回の舞台は、鐘の音が鳴ると過去や未来へタイムリープできるという噂のある“階段坂”。ステージ上に用意された大きな階段を使いながら、さまざまなドラマを繰り広げていく。

 まず、物語は階段坂にあるコミュニティFMのスタジオからスタート。観客が4人しか集まらない中、パーソナリティを務める江口紗耶、岡村美波が『GOGO大臣』『Now Now Ningen』のパフォーマンスを交えながらお悩み相談に答えていくと、タイムリープの噂を聞いた里吉が登場し、鐘の音で1980年代へ。ディスコの扇子やラジカセ、フューチャーフォンを持った80年代を生きる人たちに「ディスコに連れて行って!」と頼むと、DJ KOOが映像出演で会場を沸かせた『ディスコ・カーニバル』、『そこらのやつとは同じにされたくない』で会場全体がディスコホールに。

 続いて西田汐里と岡村が2326年へ移動すると、 そこで出会ったのは感情すらもすべて管理されている未来人。「でも本当は楽しみたいんでしょ?」と『Do-Did-Done』『灰 to ダイヤモンド』が流れ出すと、西田と岡村の先導で未来人たちは自分らしく音楽を楽しむことを覚えていく。舞台が現代の階段坂に戻ると、 高瀬からこのタイムリープは実は町おこしのために考えられたものだったという種明かしがされる。噂が噂を呼び、タイムリープを擬似体験できる場所として話題を集め、結果として町おこしは大成功。『フックの法則』のパフォーマンスでフィナーレを迎える。

 高瀬が意味ありげな顔でステージを去っていったかと思うと、会社の先輩役で高瀬、その後輩役で西田と前田こころが登場する映像が流れ出す。一番後輩の前田の素直すぎる発言や、先輩に媚び、 後輩には厳しい西田という流れが定番となっていたが、今回の映像では新メンバーの小島はな、 大坪茉乃、 杉山結菜が前田の後輩という設定で登場。まさかのサプライズにファンからは温かな拍手が巻き起こった。

 続く『Hey!ビヨンダ』は清野桃々姫がトークボックスで会場を沸かせ、『涙のカスタネット』ではメンバーとファンでカスタネットの音を響かせる。『Go City Go』は江口が横浜アリーナの最寄り駅・新横浜で一句詠み、『That’s LIFE!』では外周の花道でファンとコミュニケーションを取りながら歩いていくと、(コンサートを)見学していた新メンバーの小島、大坪、杉山が途中で合流し、パフォーマンスに参加。12人揃ってファンの前に立つのは初めてということもあり、客席からは熱い歓声が上がった。

 先日発表されたばかりのメンバーカラー・ホワイト、ライトグリーン、レッドのペンライトが灯る中、高瀬の紹介で小島、大坪、杉山がファンに向けて挨拶。小島は「ひとつひとつのステージを大切に、私らしく頑張れたら」と力強く話し、大坪は 「目指すはステージの一番星!茉乃スマイルで頑張ります!」と笑顔で、 最年少の杉山は「自分らしく、みなさんに魅力を伝えられるように頑張ります!」とフレッシュにコメント。横で見守っていた高瀬は「素敵な三人が仲間に加わりました!キラキラ輝いて、 BEYOOOOONDS に新しい色をつけていってくれると思います。これからの応援をよろしくお願いします!」と今後への期待を込めながら、ファンに向けてまっすぐに思いを伝えた。

小島はな、大坪茉乃、杉山結菜

 コンサートもいよいよ中盤戦へ。岡村が「外周でみなさんの近くにたくさん行けて楽しかったです!」とここまでの公演を振り返り、続けて江口もコメントしようとすると、 劇パートでタイムリープをする際に流れた鐘の音が再度鳴り、『タイムリープメドレー』がスタート。

 高瀬と清野がハロプロ研修生時代に参加した『誤爆〜We Can't Go Back〜』から始まり、冒頭の高瀬と江口による寸劇が印象的な『文化祭実行委員長の恋』、『ビタミンME』は会場とのコールの掛け合いで楽しみ、『虎視タンタ・ターン』ではファンキーに盛り上げていく。

 高瀬が参加するグループ内ユニット・雨ノ森 川海の楽曲『循環』ではしっとりと歌声を響き渡らせ、『求めよ…運命の旅人算』は外周を使って里吉が自転車、西田が徒歩で曲中の計算問題を実演。そして『恋する私は無重力』では会場をかわいらしく、多幸感あふれる雰囲気に変え、BEYOOOOONDS の多彩な魅力を一気に見せていく。

 小林萌花と岡村が会場を「まだまだ元気ですか?」「ぶち上がっていくよ!」と煽っていくと、西田が「あがる」という言葉に反応し、スタッフに「いい感じに揚がってたら降ろしてください!」と次の曲に向けてハムカツの準備をオーダー。しかしワイヤーで吊るされて降りてきたのはヒレカツ。小林が「今日は私がいただき!」と手にしたハムカツを食べようとするも実はメンチカツで、さらに岡村が「お探しものはこれかしら?」とハムカツにかじりつくと今度はなんと食品サンプル。予想外の出来事でなかなか楽曲が始まらないことに「はあ〜ムカつく!」と西田がハムカツにかじりつくと、ようやく『ハムカツ黙示録』のパフォーマンスへ。

 続いて披露した『恋愛奉行』では、これまで高瀬が曲中に登場するお奉行様を務めてきたが、パフォーマンス中に二代目お奉行様に清野が襲名することを発表。熱い声援が上がる中、ビートにのせて小林はピアノ、岡村が DJ、清野がビートボックスを披露していくとサプライズゲストで DJ KOO が登場。会場の盛り上がりが最高潮に達する中、 『最 KOO DE DANCE(BEYO Ver.)』と『ニッポンノ D・N・A!』を披露。これ以上ないほどにヒートアップした横浜アリーナに流れ出したのは、『アツイ!』。高瀬が「声出していくよー!」、清野が「横アリ、かかってこいよー!」と会場を煽り、パワフルかつ激しいステージで本編を締めくくった。

 ファンからの「くるみん」コールを受け、ミントグリーンの光で満ちるステージに登場した高瀬。白を基調にメンバーカラーを取り入れた愛らしいドレスに身を包み、「歌詞が今の自分にぴったり」という理由から選曲した『伸びしろ〜Beyond the World〜』を披露。他のメンバーもステージに登場すると、それぞれから高瀬へメッセージが送られる。

高瀬くるみ

 平井は高瀬と肩を組みながら「また横浜アリーナに戻って来れるように頑張るからさ、見守ってて!」と話し、小林は「活動していく中で大変なこともあると思うけど 、BEYOOOOONDSはくるみのことを全部知っているので、いつでも遊びに戻ってきてください!」とハグ。里吉は「そのパワーと輝きがあれば、どこに行っても大きな夢を叶えられると思います。高瀬くるみはBEYOOOOONDS の誇りです、宝物です。いってらっしゃい!」と涙を見せる。

 西田は「くるみんが『BEYOOOOONDSのOGです』っていろんなところで言いふらしたくなるくらい、精一杯やっていくので見ててください!」と頼もしく話し、江口はこれまでメンバーを支えてくれたことへの感謝を伝えた上で、「自信を持って、そしてたくさん甘えて、自分のやりたいことをやってね。ずっと味方で、応援しているからね」とエールを送る。

 雨ノ森 川海のメンバーとしてもともに活動してきた前田は「くるみんがふにゃっとした笑顔を見せてくれる、安心できる場所でずっとあり続けたいなと思います」と話し、 岡村は 「くるみんの人生はくるみんが主役だから、たくさん輝いてほしいし、困ったときはBEYOOOOONDS がいつでも助けに行くよ」と伝える。研修生時代からともに活動してきた清野は「くるみちゃんはニコッと笑ってる顔が一番かわいいから笑っててね。これからのBEYOOOOONDS は“お任せあれ!”」と『恋愛奉行』のセリフを引用してメッセージを送った。

 そして高瀬は「これから先、どんなに大きな壁が目の前に現れても、ここで得た学びと見出してもらった個性と、みんなにもらった自信があればきっと大丈夫」と胸を張り、「関わってくれた、愛をくれたすべてのみなさんに恩返しをしていけるように、 自分らしく挑戦しながら一歩一歩、歩いていきたいと思います」とメンバー、そしてファンに向けて語った。

BEYOOOOONDS

 温かな雰囲気の中、小林の美しいピアノから『会いにいこう(BEYOOOOONDS Ver.)』へ。新たな一歩を踏み出し、羽ばたこうとする高瀬と BEYOOOOONDS の姿にも重なる楽曲に、ファンもペンライトの光や声援でエールを送っていく。 とうとう残すところあと一曲というところで、高瀬が 「すっごく寂しいから、また横浜アリーナに連れてきてほしい」とメンバーに伝えると、 「約束しましょう!」と里吉。「いろんなところに私たちを連れて行ってね。そのときはみんなも遊びに来てくれますか?」とファンに尋ねると、 力強い声援が上がった。

 「数えきれない、たくさんの感謝を込めて」というコメントでラストナンバーとして披露したのは、さまざまな言語で「ありがとう」を伝え、さらに上を目指していこうという決意を歌う『ありがとビート』。最後は小島、大坪、杉山をステージに迎え、「BEYOOOOONDSでした!」と笑顔で幕を下ろした。

高瀬くるみ

 今回のステージで披露した『ハイ!テンション』『会いにいこう(BEYOOOOONDS Ver.)』は現在好評配信中。また 6月17日より、『最 KOO DE DANCE (BEYO Ver.)』のダウンロード&ストリーミング配信がスタート。さらに7月30日には「THANKS 10TH GIGA Special LIVE POPPIN BASE in GIGA」、8月16日には「テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES」に出演予定。7月11日からはハロー!プロジェクト全グループが出演する『ハロ!コン2026』が愛知・大阪・東京で開催。新メンバーを迎え、新たな体制となるBEYOOOOONDSの活躍から目が離せない。

 ■セットリスト

 BEYOOOOONDS CONCERT 2026 SPRING [HIGH! TENSION BEYOSCOOOOOPE]
 6月16日(火)横浜アリーナ

 1 ハイ!テンション
 2 自己☆SHOW☆TIME
 3 ポジティブプログラム
 4 GOGO 大臣
 5 Now Now Ningen
 6 ディスコ・カーニバル
 7 そこらのやつとは同じにされたくない
 8 Do-Did-Done
 9 灰 to ダイヤモンド
 10 フックの法則
 11 Hey!ビヨンダ
 12 涙のカスタネット
 13 Go City Go
 14 That's LIFE!
 15 誤爆〜We Can't Go Back〜/文化祭実行委員長の恋/ビタミン ME/虎視タンタ・ターン/循環/求めよ…運命の旅人算/恋する私は無重力
 16 ハムカツ黙示録
 17 恋愛奉行
 18 最 KOO DE DANCE (BEYO Ver.)
 19 ニッポンノ D・N・A!
 20 アツイ!

 【アンコール】

 EN1 伸びしろ〜Beyond the World〜
 EN2 会いにいこう(BEYOOOOONDS Ver.)
 EN3 ありがとビート

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