真野恵里菜、“パンチラ”発言に抵抗は無くなった
女優で歌手の真野恵里菜(24)が15日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた『映画 みんな!エスパーだよ!』(園子温監督、染谷将太主演)の大ヒット御礼舞台挨拶に出席。共演するマキタスポーツのお陰で、下ネタに抵抗がなくなったことを告白した。
映画は、エスパーたちが世界の危機に立ち向かうストーリーで、ドラマあり、お色気ありのコメディだ。真野は劇中で、見た目の可愛さとは裏腹に、心の中で毒づく2面性のあるキャラクターを好演。惜しげもないパンチラを披露していることでも話題だ。
2013年2月にハロー!プロジェクトを卒業。その後に飛び込んだのが、放送コードぎりぎりのテレビ版『みんな!エスパーだよ!』の撮影現場。連続ドラマ初挑戦の当初、マキタスポーツのセクハラまがいのスキンシップや下ネタに抵抗があったことを告白。「東京に帰りたいなあ、なんてよく思ってました」と語った。
そう話しながらも“本当に怒ったらどうしよう”と思うところをあえて“いじってくれる”とマキタを擁護する場面も。その影響か「パンチラ」と発言することについても抵抗が無くなってしまったらしく、予告編のラストが真野のパンチラがあることをスルッと話すなど何度も“下ネタ”を口にしていた。
また、真野はもともと園子温監督のファンでワークショップなどにもスケジュールを空けて顔を出していたことも明かした。そこでアピールするために渡された台本を10分間で覚えたエピソードも披露され、彼女の演技に対する想いが伝わってくる。
現在では、園監督の作品でヒロイン級で立て続けに出演を果たしている彼女。華やかな活躍の裏での努力が実っている様子。監督の人柄については、お色気シーンが多いためか「楽しそうでしたね」とした。
朝早くから妄想シーンの撮影でひと際テンションが高かったという監督のことも「淡々とそういう(お色気)シーンを撮影するよりもよかった」そうだ。また、「パンチラは下ネタだと思わなくなりました」とも語った。
この作品の中で大事な要素となっているパンチラシーンを完璧に撮影するため、風を起こす専門のスタッフがいたことも明かした。そのスタッフは風師、パンチラ技師、パンチラ職人、風の貴公子などのニックネームで呼ばれていたそうだ。
さらに園監督がパンチラシーンにとてもこだわっていて見えすぎてもいけない、など現場での様子も説明。その見え方における男のロマン(?)について「そうなんですか?」とセクシーに会場に尋ねた。ファンたちの思わず唾を飲む音が聞こえてしまいそうな雰囲気にのまれた。
さらに業界にも影響力のある作品であるためか、面白いことやってるねと言われることもしばしばだとか。真野自身も演技を褒められるよりも、そちらの方が嬉しいそうで誇らしげな表情だった。また、続編についても「エスパー軍団のみんなが制服を着れなくなるまでに早くやりたい」と意欲を見せた。 【取材・小池直也】