INTERVIEW

きゅるりんってしてみて

「仲良しは可愛いに繋がる」こだわり詰まったフォトブックで見せる4人の素顔


記者:村上順一

写真:村上順一

掲載:26年05月18日

読了時間:約10分

 アイドルグループ「きゅるりんってしてみて」が、結成5周年を記念した初のフォトブック『きゅるりんってしてみて 5th Anniversary Photobook カワイイ・リアリズム』を5月8日に発売。2021年1月にデビューした「きゅるりんってしてみて」は、島村嬉唄、環やね、チバゆな、逃げ水あむの4人からなるアイドルグループ。女の子の「カワイイ・リアリズム」を追求し、Z世代女子から支持を集めている。そんな彼女たちが提示し続けてきた「カワイイ」とは、決して偶像としての飾り物ではなく、自らのポリシーを貫き、理想を現実へと引き寄せる「リアル」な意志だ。フォトブック128ページにわたり四者四様の「なりたい姿」や5年の歩みを経て辿り着いたグループの現在地を凝縮。インタビューでは、念願の一冊に込められた想い、屋外ロケを満喫したという撮影エピソード、そして4人が生活の中で大切にしている時間について話を聞いた。(取材・撮影=村上順一)

「やっと来た!」と本当に嬉しかったフォトブック

逃げ水あむ、環やね

――5周年おめでとうございます! グループ初のフォトブックが完成した今、率直な感想を教えてください。

逃げ水あむ ありがとうございます! 私は活動2年目くらいから、ずっと「4人で写真集を出したい」と言い続けてきました。今回のお話をいただいた時は、「やっと来た!」と本当に嬉しかったです。絶対に良いものにしたくて、テーマについても自分から提案するほど張り切って撮影に臨みました。

環やね ついに、という感じです。これだけ可愛いメンバーが揃っているんだから、いつかは出るだろうと思っていました(笑)。今まで個人のデジタル写真集は発売したことがありましたが、グループとしては初なので「絶対いいものを届けるぞ」と気合が入りました。

チバゆな 他のメンバーがずっとフォトブックを「出したい」と言っていたので、それが叶って「本当によかった」という幸せな気持ちでいっぱいです。みんなが嬉しそうにしている空気を感じられるのが、私にとっても一番の喜びでした。

島村嬉唄 私も密かにフォトブックを出してみたいと思っていたので、夢が叶って嬉しいです。みんなのこだわりが詰まっているので、読んだらもっと「きゅるちゃん」のことを好きになってもらえる1冊にしたいと思いました。やりたいことが次々と浮かんで、つい色々と要望を伝えてしまったのですが、そのわがままをすべて形にしていただきました。

青春を凝縮した屋外ロケのエピソード

島村嬉唄、チバゆな

――撮影中の思い出深いエピソードはありますか?

逃げ水あむ みんなでお揃いの制服を着て一緒に歩いている景色が、私がずっと妄想していた世界そのもので、本当に感動してしまいました。

環やね 私はカメラマンさんからカメラをお借りして、メンバーを撮ったことです。どうやら私が撮った写真も採用されているらしくて、「私はカメラの才能もあるのかも」と思いました(笑)。チバゆなさんがブランコを勢いよく漕いでいる、ダイナミックなカットに注目してもらえたら嬉しいです。

チバゆな え、あれって「やね」が撮った写真だったんだ!

環やね そう! 私が撮ったカットなの。

島村嬉唄 すごくいい写真だよね。

――そんなチバゆなさんの撮影の思い出は?

チバゆな 私も屋外撮影が思い出です。車2台で分かれて移動したんですけど、合流するまで「どこにいるの?」となかなか会えないハプニングがありました。冬の時期だったので、自販機でコーンスープを買って温まりながらみんなを探して歩いたのも、今となっては外撮影ならではの楽しい思い出です。出会えた時は「いた〜!」って、とても嬉しかったです。

島村嬉唄 私は公園でみんなで全力疾走で競争したり、遊具に登って撮影したりしたことが思い出に残っています。久しぶりに「青春」を感じて、心から楽しめました。

――みなさん、屋外での撮影を満喫されたんですね。

環やね 普段の撮影は屋内やスタジオが多いので、外での撮影が楽しすぎて。遊びすぎてしまい、撮れ高が危ぶまれるほどでした(笑)。夕日のシーンを撮る予定だったのですが、実は日が落ちてしまい、照明で夕日を作って撮影したのは内緒です(笑)。

四者四様!「なりたい姿」を実現したソロカット

きゅるりんってしてみて

――ソロカットでは「なりたい姿」というコンセプトで、それぞれ全く異なる変身を遂げられていますね。オーダーのこだわりを教えてください。

逃げ水あむ 私は「ボクシングをしている自分」です。“戦う逃げ水あむ”がテーマです。柔道など色々な格闘技を提案していただいた中で、ボクシングに決まりました。私はメンバーカラーが赤なので、赤いボクシンググローブは絶対につけたくて用意していただきました。当初の衣装はボクシングユニフォームでしたが、私が週末にジムへ通っているかのような、リアルなトレーニングウェアに変更しました。普段スポーツをしない私のギャップを楽しんでほしいです。

環やね 私は「日本人形とフランス人形の融合体」をお願いしました。着物にコルセットを巻いて、頭にはボンネット、足元はヒールというスタイルです。和と洋のバランスが取れていて可愛いです。スタイリストさんが私の想像を超える提案をしてくださって、その素晴らしさに感動して一発でお気に入りになりました。

チバゆな 私は「退廃」をテーマにお願いしました。「汚れた天使」のような衣装なんです。普段は笑顔で「多幸感たっぷり」なイメージを持たれることが多いと思うので、あえて真逆の姿を見せたいと思いました。とはいえ、撮影ではついいつもの癖で笑顔のカットが多くなってしまったかもしれません(笑)。

島村嬉唄 私はやってみたい明確なイメージがありました。それは「レトロな小屋にいる、森ガールっぽい女の子」です。昔から大好きな石原さとみさんの「組曲」(オンワード)のCM、特に秋冬のCMの世界観に近づけたくて、ログハウスや落ち葉のある場所まで行って撮影してもらいました。

4人が生活の中で大切にしている時間とは?

きゅるりんってしてみて

――フォトブックには、ライフスタイルを覗ける「カワイイ・レシピ」のコーナーもあります。それにちなんで、普段の生活の中で大切にしている時間はありますか?

逃げ水あむ 私は「頑張りすぎないこと」を大切にしています。自分の限界を超えないように、お散歩をしてお花や空、川といった自然を眺めるリフレッシュの時間を意識的に作っています。そういう時間から、新しい発想が生まれることも多いんです。

環やね 私はもう、とにかく「睡眠時間の確保」です。寝ていないと顔に疲れが出てしまうので、取材のために昨日も11時間寝てきました! 酷い時は24時間以上寝続けてしまうこともありますが、可愛くいるためにはたくさん眠ることが一番だと最近気づきました。ご飯よりも優先順位は高いです。

チバゆな 私は「ハマっていることに向き合う時間」です。おにぎりを作ったり、今は「鉄琴」にハマっています。楽譜を見て演奏するのではなく、耳コピをして演奏できた時に達成感があってすごく楽しいんです。1日の中に自分の好きなことに熱中する時間を作るのが、私の原動力になっています。

島村嬉唄 私は「心身ともにリラックスする時間」です。飼っているワンちゃんや猫ちゃんとお散歩に行ったり、温泉でのんびりしたりしています。最近は映画を観ることも多くて、先日は『タイタニック』を観てとても感動しました。

5年間の成長とグループの展望

きゅるりんってしてみて

――皆さんの考える「可愛い」とは?

環やね 私の「可愛い」は「貫くこと」だと思います。流行に流されず、自分が似合うと思ったもの、可愛いと思ったものを信じる。たまに「前髪を薄くしようかな」と迷うこともありますが、結局は自分のポリシーを貫くことが、私にとっての「可愛い」です。

チバゆな 私は「可愛いはときめき」だと思っています。自分がときめくものは全部可愛い。

島村嬉唄 私は可愛いを体現していくために「色々な自分に出会いたい」と思っています。いつもの自分だけでなく、フォトブックで見せたような様々なメイクや雰囲気を通して、新しい自分を皆さんに見せていきたいです。

逃げ水あむ 私はアートを見に行くのが好きなんですが、そこで「いいな」と思ったものはすべて「可愛い」と言ってしまうんです。世間一般の基準とは違っても、自分の心が動くものはすべて「可愛い」に置き換えられる……。そんな「可愛いの哲学」を大切にしたいです。

――5周年を迎え、成長を感じている部分は?

逃げ水あむ メンバー間の仲がさらに良くなってきています。もともと仲は良すぎるくらいなのですが、グループをより良くするための意見交換などもすごくしやすくなりました。これからさらに加速度を増して良くなっていきそうです。

環やね 私は「人に頼る」ことです。デビュー当時は全部自分でやったほうが早いと思っていましたが、今はメンバーに頼れるようになりました。

チバゆな 私は「ポジティブ変換」が上手くなりました。以前はマイナス思考でしたが、活動を通して「人生って楽しい!」と思えるようになり、どんなことでも良い方向に考えられるようになったのが大きな変化です。

島村嬉唄 トラブルやハプニングがあっても、動じずに対応できるようになったなと感じています。この5年間で「貫録」が出てきたかなと思います(笑)。

――最後に、これからの目標や展望を教えてください。

環やね この仲の良さ、距離感は保ち続けたいです。メンバーをライバル視しすぎると、ステージで可愛い表情ができなくなってしまうと思うんです。「仲良しは可愛いに繋がる」と信じているので、長く活動していくためにも今の関係性を大切にしたいです。また、ステージの目標としては、4人で日本武道館に行きたいです。そこで「ポップアップ(ステージの下から飛び出る機構)」でドーン!と飛び出したり、空を飛んだり……まさにスターといった演出をしてみたいです。以前「スター」の話でメンバーと盛り上がったことがあったのですが、これからその“スター感”を突き詰めていきたいです!

(おわり)

ヘアメイク:takane

書誌情報

『きゅるりんってしてみて 5th Anniversary Photobook カワイイ・リアリズム』

書名:きゅるりんってしてみて 5th Anniversary Photobook カワイイ・リアリズム
発売日:2026年05月08日
定価:3850円(10%税込)
仕様:A4正寸/128頁
発売・発行:株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/322506000481/

この記事の写真
村上順一

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事