桜田ひより、黒川想矢からの「雲の上の存在」に謙虚「いや地上の人間です笑」
映画『この夏の星を見る』3都市同時完成披露試写会
桜田ひより、黒川想矢、星乃あんな、山元環監督が22日、都内で行われた映画『この夏の星を見る』3都市同時完成披露試写会に登壇した。
直木賞作家・辻村深月氏による同名小説が原作。コロナ禍を背景に、登校や部活動が次々と制限され、更には緊急事態宣言に直面し、大人以上に複雑な思いを抱える中高生たちの青春を描いた作品。
主演の桜田ひよりは、城県立砂浦第三高校の二年生・溪本亜紗を演じ、東京都心で暮らす学生を黒川想矢と星乃あんならが演じている。
劇中の物語は、真宙(黒川)から亜紗(桜田)へかけた電話から更に加速していくが、実際の撮影現場では、黒川、星乃は、桜田とは会っていなかったという。
そのことについて黒川が「これまでに桜田さんとは2回お会いしたことがあって。はじめて会ったのが日本アカデミー賞の授賞式の会場でした。僕にとっては雲の上の存在です」と語ると、「地上の人間です」と笑ってみせた桜田。
2回目に会ったのが、本作のクランクイン前に行われた星についての勉強会で、黒川は「その時にいろいろとお話ができたから、撮影はリモートだったんですけど、想像しながら演じることができたと思います」と明かした。
桜田も「撮影の前に、『オンラインスターキャッチコンテスト』のシーンの説明をするシーンの本読みをしたことも生かされたと思います。(撮影中に交流がなかったからこそ)その時の熱量を基準として、演技ができたという感覚がありました」と振り返った。
また、星乃は本作を通して「コロナ禍の時、わたしは小学六年生くらいでした。だから脚本を読んで、自粛期間だったり、修学旅行が中止になった時の、つらい思い出がたくさん蘇りました。そして映画を観ると、脚本で読んだ時よりもさらに鮮明に思い出しましたね。また、映像の迫力もすごくて圧倒されました」と感想を述べた。
本作では、コロナ禍で活動を制限された学生たちの手により、オンラインで繋がり、皆で星を観測する「オンラインスターキャッチコンテスト」に挑む姿が描かれている。
そこで今回は、水沢林太郎、河村花が参加する土浦会場、中野有紗、早瀬憩が参加する長崎の五島会場の 3 都市をオンラインで繋ぎ、各地のキャストおよび、そこに集まった観客とともにこの時間を共有する機会にもなった。
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