鈴木唯とリリー・フランキー(C)2025「RENOIR」製作委員会

 鈴木唯、石田ひかり、リリー・フランキー、河合優実、早川千絵監督が21日、都内で行われた映画『ルノワール』公開記念舞台挨拶に登壇した。

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 本作は、80年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語。主人公・フキを演じるのは多数の候補者の中からオーディションで抜擢された、驚異の新人・鈴木唯。フキの母・詩子役に石田ひかり、父・圭司役をリリー・フランキーが務め、河合優実はフキ(鈴木唯)が出会う大人たちの一人、北久理子を演じる。

 鈴木が印象深いシーンとして挙げたのは豪雨の中で撮影した場面。「早朝 5 時に実際の雨に打たれながらの撮影で、夏だったけれどゲリラ豪雨なみの雨が降って寒くて。映像では震えていないけれど、終わった後は凄く寒くて。たぶん人生で一番寒かったと思う」と回想。

 これに同じシーンで共演したリリーは「予定にはなかった大雨だったけれど、それによって良いシーンが撮れた。良い映画はお天気にも恵まれるんです。映画の神様が応援してくれたのではないか?それがアナタには一番嫌なシーンだったの!?」と笑わせた。

 脚本上では雨のシーンではなかったそうだが、早川監督は「スケジュールの都合上、雨の中で撮影をしたけれど、結果的に素晴らしい場面になって、現場でも興奮するほどに感動していました」と語った。

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