音楽家の蓮沼執太が、「音のさまざまな魅力」について考える特集番組『オトたのしい～蓮沼執太のサウンドコラージュ～放送100年特集』が、５月１日（午後６時〜）NHK FMで放送される。去年７月の５夜連続特番につづく第２弾。ゲストは、５月から大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」に登場する俳優の染谷将太とサウンドデザイナーの今井裕氏。俳優の演技に豊かな彩りを加える「効果音」のたのしさを探求する。進行は赤木野々花アナウンサー。

　【写真】『オトたのしい～蓮沼執太のサウンドコラージュ』収録の模様

　大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で天才絵師 喜多川歌麿を演じる染谷将太は、番組が用意した「江戸時代 日本橋の音」を聞きながら、当時の庶民の生活と音の感覚に思いをはせる。そんな染谷が「音」をはじめて意識したのは、子どものころに観たカンフー映画。ジャッキー・チェンが体を動かすときに聞こえる「ババッ」という音が、演技のあとから付け足された「効果音」であることに気づき、驚愕。その後、俳優としてドラマ・映画に出演したり、自身で映像作品を作るようになってからも、「ドアの開閉音」など「音」による演出を強く意識していると言う。番組では、染谷が演じるカンフーの演技に、蓮沼が効果音をつける即興パフォーマンスも。

　後半には、サウンドデザイナーの今井裕氏が参加。５０年以上にわたりNHKのラジオ・テレビのドラマの音楽と効果音を担当してきた“ベテラン効果マン”。様々な道具を使って音を創り、俳優の性格や心情を表現してきた今井氏は、今回、効果音で構成されたミニラジオド
ラマ「逃げたカラス」を演出。染谷や蓮沼も効果音で参加する。今井の５０年のキャリアの中で、もっとも難しかった音のリクエストとは？　そしてゲスト２人が一番聞きたい音・人生の最期に聞いていたい音とは？

　放送100年を記念して、テレビやラジオが届けてきた音・効果音の楽しさを再発見する特集番組。音楽家 蓮沼執太の最新の活動も紹介する。

【番組情報】

オトたのしい～蓮沼執太のサウンドコラージュ～放送100年特集
放送予定 NHK FM ５月１日（木） 午後６時00分～６時50分
ゲスト： 染谷将太 （俳優）
今井裕 （サウンドデザイナー）

【番組ホームページ】
https://nhk.jp/ototanoshii

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