深川麻衣、田口トモロヲの怪演っぷりに「本当に恐ろしかった」

　深川麻衣、若葉竜也、田口トモロヲ、杉田かおる、城定秀夫監督が16日、都内で行われた『嗤う蟲』（24日公開）完成披露上映会に登壇した。

　スローライフを求めて都会から田舎に移住してきた若い夫婦の杏奈（深川麻衣）と輝道（若葉竜也）が、とある秘密を抱えた村人たちに翻弄されながら、背いたものには常軌を逸した制裁が待つ「村八分」の恐怖にのめりこんでいくという、現代日本の闇に隠されている“村社会”の実態を暴くヴィレッジ「狂宴」スリラー。

　主演の深川麻衣は「ホラーではないので、驚かせるような怖さではなくて、この人は笑顔の裏で何を考えているんだろう、この後何が起こるんだろうという、じわじわという怖さをエンタメとして楽しめる作品になっているなと。試写会ではいつも自分の粗探しをして冷静に見れないんですけど、この作品は純粋に楽しむことが出来ました」

　自治会長・田久保千豊を演じた田口トモロヲ。杏奈たちの生活に過剰に干渉してくる役どころだが、深川麻衣は田久保のシーンを振り返り「かなり至近距離で詰められる場面があるんですけど、ものすごい迫力で。田久保さんの詰め寄り方とか仕草が本当に恐ろしくて、私としても、杏奈としてもすごく恐ろしかったです」と怪演っぷりに感服するばかりだった。