深川麻衣

 深川麻衣、小野寺ずる、大友律、若葉竜也、松尾貴史、室井滋、冨永昌敬監督が22日、都内で行われた映画『ぶぶ漬けどうどす』(6月6日公開)東京プレミア上映会に登壇。撮影エピソードや京都にちなんだクイズ、若葉竜也が撮影した大友律の写真で盛り上がった。

 本作の舞台となるのは、歴史に名を残す寺社仏閣が点在する美しい街並みや、悠久の時を超えて受け継がれてきた伝統文化が、世界中の人々を魅了する古都・京都。そんな京都が大好きすぎて、この街のいちばんの理解者になろうとした主人公が、思いもよらず引き起こした大騒動を描くシニカルコメディ。

 350東京から京都の老舗扇子店に嫁いできたフリーライターで、本作の主人公・澁澤まどかを演じる深川麻衣は、まどかを演じる上で共感したところに、「京都の知識がほぼないところです。まどかは知識が私とほぼ同じくらい」と語り、また、印象的なセリフに「洛中洛外」は客観的に見るとヒヤッとしたと明かした。

 イベントでは京都の常識をクイズにした「ぶぶ漬け式京都検定」を行った。京都で「おくどさんとは何を意味するか」という問いに、深川は「台所」と見事正解。京都の文化についてのさまざまな問題に、「勉強になりますね」と笑顔。

 ここで若葉竜也が大友律の写真を撮った話題に。大友の後ろ姿を撮影したところ、そこに160センチほどある妖怪らしきものが写っていたという。若葉はその数日後に夢を見たと続ける。その夢はキッチンで料理をしていた若葉に大友が「カーテンの隙間から誰かが覗いている」と話しかけてきて、カーテンの隙間から覗いているのは、もう1人の大友だったという。カーテンの向こう側にいる大友がもう1人の大友に「(一条)戻橋に行かないとまずいことになる」と話しかけてきたと語る。

 若葉は戻橋を知らなかったので、調べたところ、一条戻橋は死人が戻ってくる橋だと判明。近くには安倍晴明の神社もあることから、「お祓いに行った方がいいんじゃないか」と伝え、大友は明後日、戻橋に行ってくると話した。

 その写真を実際に見たという深川は、「あんなにはっきり写っている写真、初めて見た。緑色の怪獣みたいな...」と驚いた様子。

 室井滋は「この映画は全然怖いことはないですから」とフォローし、松尾貴史も「安心して観てください」と締めくくった。

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