2025年2月15日・16日の2日間にわたり、東京ドームで「ap bank fes '25 at TOKYO DOME 〜社会と暮らしと音楽と〜」の開催が決定した。

 ap bankは、音楽家の小林武史と、Mr.Children の櫻井和寿に、坂本龍一氏を加えた3名が拠出した資金をもとに、 2003年に設立。サステナブルということを大きな指標に据えながら、自然エネルギーや環境保全活動している方々へ の融資から始まり、野外音楽イベント ap bank fes の開催、復興支援活動など、さまざまな活動を行っています。ap bank の「ap」が意味するのは「Artists' Power」、そして「Alternative Power」。小林と櫻井を中心に結成された Bank Band をはじめ、音楽、映像、アート、食など、さまざまな分野のクリエイターたちの参画により活動の輪を広げ、持続可能な社会を目指して発展的に継続している。

 ap bank fes は、気持ちのよい場所で音楽を聴きながら、環境問題を身近に考えてもらう場として、また、さまざまな 取り組みの実践の場として 2005 年に始まりました。ライブステージでは、小林武史、櫻井和寿を中心に結成された 「Bank Band」とゲストミュージシャンたちとの競演やバンドアクト、フードエリアでは環境にも体にもやさしい食事、環境 に配慮したオフィシャルグッズや商品の販売、トークイベントやワークショップなど、楽しみながら環境問題を考えても らえるよう趣向をこらしたエリアづくりを行ってきました。また、環境負荷の少ないエネルギーの部分的な導入や、ごみ の削減と再利用を促進する分別回収を徹底して行うなどの取り組みも積極的に取り入れ、実践してきた。

 「ap bank fes '25 at TOKYO DOME 〜社会と暮らしと音楽と〜」は、14回目にして初となる屋内での開催。第1弾アーティストとして、Bank Bandと、Mr.Childrenの出演が決定した。このイベントの収益は、全額 ap bank の活動資金となる。

【MESSAGE】

ほとんどメディアを通じ知る様々な事(情報)で 僕らはいまの社会や世界で起きていることを知ることになる。 ほぼ同時進行で。(時々、驚くほどリアルで早い)世界中にいくつかある大都市が、その中心となり、ハブを作っている。(と思う)東京もその一つだ。 ここは、たくさんの楽しさや喜びを作りながら、生きづらさのようなものを感じながら、今日も途方もないほどのエネルギーを 抱え、発して、動き続けている。

そして、どんどん変わり続けていく都市。 網の目のように分類されたり分析されたマトリックスの中にうまくはまらないこともたくさんある、と思う。そんな僕たちが生き るこの大都市での暮らしに、今回 ap bank は心を寄せてみたい。

自分以外の誰かの(何かの)ために、という想いを持って生まれた ap bank は、2023 年、つま恋での ap bank fes で初めて「社会と暮らしと音楽と」をサブタイトルにして、 今回、東京での開催でも、あえてそのサブタイトルを引き継いだ。

社会とか世界とか、それどころではない、自分(達)のことで精一杯だ、と思ってしまう日々は、もちろん僕にもあるけれど、身 近なことも、途方もないほど大きなものにも、やっぱり繋がりがあるという事は、段々わかってきていると思う。 でも、それは時に興味深く、面白いことで、また優しさにつながったりすると思っている。

すべてを解き明かす答えや方程式はない。(と思う) 今回のフェスに、皆さんがどんな気持ちを持ち込んで、帰るときに、何に化学反応が起きて、どんな殻を破ったりできるのか (とか、ただの妄想だとも思うけど)。みんながこれから暮らしていくこと、そのための何かのヒントや気づきになれば、何かの きっかけや力になれればと、考えている。

音楽や歌は、身近なことから、普段見えない内面に向かったり、想像の先に世界や宇宙を描いたりする。そして必ずみんな の暮らしの近くにいようとする。いろんな工夫をしながら、素晴らしいアーティストと共に、皆さんを東京ドームでお待ちしています。

小林武史

【開催概要】

公演名:ap bank fes '25 at TOKYO DOME 〜社会と暮らしと音楽と〜
日 程:2025年 2月15日(土)、16日(日)
会 場:東京ドーム
出 演:Bank Band
Mr.Children ・・・and more!

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)