Rakeが活動休止を発表「新たな可能性の追求のため」

　バラードの名曲『100万回の「I love you」』で知られるシンガーソングライターのRakeが自らの公式サイトで、「今年デビュー5周年を迎えましたが、あらたな可能性の追求の為」に、今年8月末をもって活動を休止することを発表している。

　Rakeは文面の冒頭でファンへの深い感謝を綴り、「デビューから５年、歌うという表現を続けてきました。これまでみなさんと沢山の出会いがあり、そんな毎日の中で感じたことを歌にしてきました。きっとこれからも生まれた想いを曲にしていくんだと思います」とし、音楽に対する変わらぬ強い気持ちを綴った。

　さらに、「悲しい気持ちにさせてしまうかもしれないし、ただの我がままだと思われるかもしれません。しかし僕の中で、今までとは違うやり方で音を奏でてみたい、 それを追いかけてみたい、 という気持ちが大きくなりました」とし、Rakeとしての活動を休止し、音楽の可能性にチャレンジしたい心境をしたためている。

　また、「Rakeとしての活動を通してみなさんと重ねた大切な時間。それを胸にしまって新しいチャレンジに踏み出そうと思います」とファンからのエールが自らの財産であることを強調し、「いつか再び、この素晴らしき世界のどこかでみなさんに逢えますように。かけがえのない日々を本当に本当にありがとうございました」と、再会を願いつつ深い感謝の言葉で文面を締めくくっている。

　Rakeは、出身地の宮城県仙台市を中心に活動する男性シンガーソングライター。2009年にキマグレンの全国ツアーのオープニングアクトを務め、2010年に1stシングル『FLY away』でメジャーデビュー。全国FMオンエアチャートで3週連続1位となるなど注目を集めた。2011年3月に発表した3rdシングル『100万回の「I love you」』はオリコン25位・登場回数29回を記録。今なお語り継がれる名曲として、Rakeの名前を一躍全国区に押し上げた。

　また、公式サイトでは、シングル全9曲やタイアップ曲などを収録したベストアルバム「This is Rake～BEST Collection～」を8月5日にリリースすることを発表し、8月15日には宮城県・仙台電力ホールでラストライブ「This is Rake ～The Last BEST～」を行うことも合わせて発表している。