瀧本美織、美脚で悩殺もバンドの魅力しっかり掲示

　女優の瀧本美織（23）が“MIORI”としてボーカルを務めるガールズバンド・LAGOON（ラグーン）が23日、2ndシングル『KNOCKED-OUT BOY』の発売記念イベントをラゾーナ川崎で行った。

　晴天に恵まれたこの日、会場には老若男女問わず多くの観覧者が詰めかけた。開始１時間前から物販コーナーには長蛇の列。前列にはメンバーとお揃いの青と白のポンポンを持ったファンが意気揚々と待ち構えていた。

　ライブが始まると、メンバーはデニムとレザーのセクシーな衣装で登場。その外見とは裏腹に音楽面では“本気度”の高さがうかがえた。ラウドなバンドサウンドを展開し、オーディエンスを沸かせ、高橋久美子（exチャットモンチー）と共作したニューシングルのリードトラック「KNOCKED-OUT BOY」をエンディングに配置した全４曲を見事に演じきった。

　「人に何かを伝える仕事をしているので歌でも感動を届けられたら」と語った瀧本の女優らしからぬ歌唱もさることながら、振り付けや体の動かし方、観客の煽り方に至るまでバンドのフロントマン（ウーマン）としての才気に溢れており、それが他メンバーの生き生きとした演奏と混じって彼女たちの熱量をより高めている様でもあった。

　また、デビュー曲「君の待つ世界」は、シンセサイザーの効いたロック調。一方の新作『KNOCKED-OUT BOY』収録曲は、よりポップな色を出しつつ、男性に突きつける様な女子目線の歌詞で可愛さと大人っぽさの入り混じる彼女たちの新たな魅力が提示されていた。瀧本も終演後に「浮気した彼氏を可愛くノックアウトする曲になっています。刺激的な歌詞にも是非注目してください！」と語っていた。

　イベント終盤には、12月６日に東京・EX THEATER ROPPONGIで初のワンマンライブを開催することが発表され、会場は歓声に包まれた。

　取材に訪れた記者からワンマンへの意気込みについて問われると「ファンの方をたくさん巻き込んで盛り上がるステージにしたい」と笑顔。清々しさを感じるその表情も印象的だった。

　LAGOONは「女性の夢を叶える応援プロジェクト」として発足。オーディションで選ばれた女優、一児の母、救命救急士、カフェ店員、就職活動中などの異分野で働くメンバーで構成されており、全員が二足のわらじで本気のバンド活動を展開している。　　【小池直也】