昨年12月に20歳になった田鍋梨々花がこのほど、東京都千代田区の東京大神宮で新成人式取材会に臨んだ。節目に人生で初めてボブヘアにイメチェン。晴れやかな表情で「何事にも楽しむ気持ちを忘れずにお仕事をしたいです」と抱負を語った。

 【動画】髪を切り心機一転、振袖姿で思いを語る田鍋梨々花

 鶴をあしらったモダンな振袖姿で臨んだ。「私がこれまで着たものとは違う昭和レトロなものにしました。20歳になり『ついにお酒が飲めるぞ!』『大人になるんだ!』という気持ちでとても嬉しいです」。早速、家族とビールを嗜んだようだが「苦かったです」と笑った。

 節目にずっとロングだったという髪を30センチ切った。「切るなら思いっきり切りたいと思って切りました。人生で初めてのボブ。肩から髪を浮かせたい気持ちもあって。特に役とかで髪を切ったわけではなくて心機一転変えたいなと思いました。家族に見てもらって『かわいい』って言ってもらえました~」

 12歳で事務所入りし今年は活動10年。「入った時に見た20歳の先輩を見て『私もこんな大人になるんだ』と思いましたが、いざ自分が20歳になって全然違うなって。12歳の気持ちのまま20歳になったという気分で、思い描いていたものとはちょっと違うかも」。だが「歳を重ねても心は変わらないでいたいです。大人にはなるけど初心は忘れずに」という思いもあり、理想の成長とも言えそうだ。

 『Seventeen』の専属モデルとして活躍する一方、女優としても頭角を現し、昨年は日本テレビ系『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』など、活躍目覚ましい1年だった。この作品では新たな役柄にも挑戦した。「これまでやったことがないイジワルな役にチャレンジして役者として成長することが出来ました。一クラス30人でお芝居するのは初めてで、一人ひとりが本気でお芝居をする姿を間近で見られたのは贅沢な時間でした。私自身もその場でその瞬間にしか感じられない感情も生まれました」と貴重な体験になったという。ただ未来を担う若手俳優らが一堂に会するなかでの芝居に緊張やプレッシャーもあった。なかには一昨年同局系ドラマ『卒業式に、神谷詩子がいない』で共演した茅島みずき、奥平大兼らの姿もあった。「すごく懐かしくて安心感がありました。思い出話もしてリラックスできました」と仲間の支えにも助けられた。

 役者としては「今後も幅を広げたいです。演じたことがない役は全部チャレンジしたいです!」と貪欲だ。なかでも演じてみたいシチュエーションは80年代のトレンディドラマ。「会社で固定電話をとって急いで荷物をかき集めて会社を出ていく、というのをやってみたいんです!オフィスにいる自分が想像できないですし、昭和時代の雰囲気に魅力を感じるので!」。今年もドラマなど活躍が期待されるが意外にも映画はまだ未挑戦。「まだやったことがないんです。ホラー映画に出てみたいです!苦手だけど叫んで走ってみたいです!」とピュアに語った。

 プライベートでは「気球に乗りたいです!ジップラインもいいですね!自然が好きと言うのもあります。高い所は得意ではないけどその瞬間しか楽しめないですし、日常ではないことをやってみたいです!」。アクティブ派かと思いきや「普段ですか?普段は寝ています。この前は夜の12時から19時まで寝ていたんですよ!」とインドア派な一面も。

 おっとりとした語り口で愛嬌がある。その人柄の良さが反映してか取材会は自然と温かい空気に包まれた。「小学1年生から中学1、2年ぐらいまで三姉妹で和太鼓を習っていました。今はドラムを習ってみたいという気持ちがあるんです。披露できるまでになりたいです!」。その理由は?という記者の問いに「理由ですか?うん…ただ叩きたい。あはは」と笑い、改めて「何事にも楽しむ気持ちを忘れずにお仕事をしたいなと思います」と笑顔で意欲を示した。

田鍋梨々花

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