リアクションザブッタ、全国10都市を廻る対バンツアー完遂：【音楽】

　埼玉発の３ピースロックバンド・リアクションザブッタが17日、11月より開催していた全国対バンツアー＜リアクションザブッタ Tour 2023 A/W “酸いも甘いも、好きも嫌いも”＞の最終公演を地元・埼玉の西川口Live House Heartsで開催した。

　本ツアーは今年2度目となる全国ツアーで、Lenny code fiction、なきごとといった面々と共演し、ファイナルでは西東京発のYUTORI-SEDAIを迎え、3ピースバンド同士の対バンを行なった。

　今年バイラルヒットしたYUTORI-SEDAIの代表曲とも言える、切なくもポップなラブソング「すき。」「足りないくらいがちょうどいい」を含む8曲を披露。西川口Live House Heartsでのライブが初めてと言いながらも完全にホームであるような空気を作り上げてリアクションザブッタへとバトンを渡す。

撮影：稲垣ルリコ

　満を持して登場したリアクションザブッタは、「彗星」で始まりを告げると、「オンステージ」でクラップを煽り、ノンストップで「lowkey」を歌い上げると、今ツアーで恒例となったタオルを振り回しながら会場のボルテージも一気に高まっていく。

　「ツアーファイナル埼玉来てくれてありがとう！」「カバー曲とオリジナル曲で高校二年生の時に初めてHeartsでライブをしたのがきっかけでリアクションザブッタが生まれて。ファイナルっていうのは俺たちの10個廻ってきた一番“到達点”だと思っているから、そこを大事な日に据えようと思ってHeartsが10本目です。」（Vo.Ba /佐々木直人）と熱い想いを投げかけ、一躍彼らの名が拡がった「ドラマのあとで」ではシンガロングが沸き起こり会場と一体となった。

撮影：稲垣ルリコ

　後半は「一目惚れかき消して」「Loopy」「リード」と言ったアップナンバーを畳みかけ、“ファンの皆んなが居てくれるからこそ前に進めるんだという気持ちで書いた曲”である「Voyager」で締め括った。

　鳴り止まない会場のアンコールに再び登場した彼らは、次なるステージである東名阪ワンマンツアーへの想いを語り、バンド史上最大の挑戦でもある最終の地・渋谷CLUB QUATTROで最高の景色を作り上げることを約束した。ファンから惜しみない拍手を送られると「クッキーアンドクリーム」に込めた“アイラブユー”で応え、大団円を迎えた。