埼玉発の3ピースロックバンド・リアクション ザ ブッタが、4月9日大阪・福島LIVE SQUARE 2nd LINEで<リアクション ザ ブッタ FREE ONEMAN LIVE 〜快進行脚 大阪編〜>を行なった。昨年10月に東京、そして今年2月に愛知で行なった事前応募制の無料招待ライブ。3回目となる今回もキャパシティを大きく超える応募が殺到したため、急遽当日整理券も配布し、会場には溢れんばかりの超満員のファンが押しかけた。

リアクション ザ ブッタの主催イベントでは、この日を皮切りに、マスク着用の上で【声出し】が可能となったこともあり、これまでのフラストレーションを吹き飛ばすが如く【声出し】全開の「オンステージ」からスタート。「楽しむ準備はできてますか!?」「全員で行こうぜ!」の佐々木(Vo/Ba)の一言でオーディエンスからも手を指差しながら「もう一回」のシンガロングが繰り広げられる。「改めましてリアクション ザ ブッタです!宜しくお願いします!今日は声上げOKだよ!」の煽りと共に「ヤミクモ」では念願の大合唱が沸き起こる。

(撮影=松本いづみ)

思わず「大阪のホームであるここ2nd LINEでフリーワンマンをやらせてもらうことになって、たくさんの応募があって、本当に嬉しく思います!」「日曜日のお昼にフリーワンマンをやれるってことはありえないんです。2nd LINEに大きな拍手をお願いします!」と感謝を述べ、この日のために用意したセットリストを思う存分客席へと届ける。「You」「Colorful」を力強く丁寧に聴かせつつも、続く「虹を呼ぶ」「Voyager」といったファイトソングでオーディエンスの心を強く掴んだ。

「今日は声出しもOKということで、俺たちのライブで声を一番出す曲ってなんだろうね?」(佐々木)「もうやったやつ。2曲目にやった「ヤミクモ」。2番目に声出すやつは1曲目で終わっちゃった。(笑)」(木田(Gt))「(声を出してくれて)ありがとうございました!」(大野(Dr))とレギュラーラジオもこなす彼らならではのユーモアでオーディエンスを和ませる一面も見せながら、後半戦は怒涛の人気曲で攻め立てる。

(撮影=松本いづみ)

ベースのスラップが異彩を放つ「Loopy」では撮影をOKにし、オーディエンスから向けられたスマートフォンに強烈な瞬間を刻みつけ、「リード」で聴く者の心を繋ぎ止めると、彼らの代表曲と言っても過言ではない「ドラマのあとで」に2番のサビから歌い始めるアレンジを利かせたパフォーマンスで会場のボルテージは最高潮へ。

(撮影=松本いづみ)

「満足ですかって言われると、まだまだこの先がある、まだまだ足りない。そんな風に思う自分も居ます。2nd LINEが力を貸してくれて今日があって。皆んなが応えてくれて今日があって。でも俺たちはツアーでもここ、2nd LINEに戻って来ます。その日も今日を超えるような日を作りたいと思っています。」と次に会う約束を交わし、「Scarlight」で本編の幕を閉じた。

鳴り止まないアンコールの拍手に応えて、ステージに再び登壇した3人は、コロナ禍で作り上げ、声が出せるようになった日に皆んなで楽しめる、まさにこの日を待ち望んで書き上げた「Seesaw」を届け、大団円でこの日を終えた。昨年のTikTokでのムーブメントを機に大きく飛躍していく彼らの更なる“快進”撃を期待させるステージとなった。

(撮影=松本いづみ)

セットリスト

リアクション ザ ブッタ FREE ONEMAN LIVE 〜快進行脚 大阪編〜

4月9日@大阪・福島LIVE SQUARE 2nd LINE

M1 オンステージ
M2 ヤミクモ
M3 Yadorigi
M4 You
M5 Colorful
M6 虹を呼ぶ
M7 Voyager
M8 Loopy
M9 リード
M10 ドラマのあとで
M11 Scarlight
En Seesaw

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)