華原朋美、小室哲哉との共作曲MV完成「一歩」を踏み出す力強さ表現

華原朋美「はじまりのうたが聴こえる」ミュージックビデオの一コマ
歌手の華原朋美(40)が、約16年半ぶりに小室哲哉(56)とタッグを組んだオリジナルシングル『はじまりのうたが聴こえる』(5月20日発売)のミュージックビデオ(MV)がこのほど完成した。
撮影は4月上旬に千葉県のとある場所で行われた。4月ながら最低気温1度と寒いなか、広大な草原で撮影。誰しもが経験する悲しみや苦しみに一筋の光を放ち、幾多の困難を乗り越え、地に足のついた“はじまりの一歩”を踏み出す力強さを、春を迎えた新緑の草原で壮大に表現している。
MVの前半で見せる悲しみの表情から、楽曲の後半に向けて、その想いを解き放ち“前に進んでいく”という強い意志に満ち溢れた表情に変化していく。
デビュー20年目という大きな節目を迎え「シンガーとしての自分の原点に立ち返るべく、華原朋美を生み出した小室哲哉の楽曲で、今の自分にしか歌えないメッセージを届けたい…」という強い想いを華原朋美自らが作詞。そのリアリティある心情描写は今の華原朋美だからこそ歌えるメッセージとなっている。
華原朋美はミュージックビデオの見所について「歌詞に込めた想いは、悲しい世界の中で“あなたがいなくても私は一人で生きていける”という意味ではなく“あなたがいなくても私はこれから頑張っていけるんだ”というメッセージです。それをミュージックビデオの中で伝えられたんじゃないかなと思います」と満足。
リスナーに向けては「それぞれ苦しみや悲しみ、そして明るい未来に向かって歩きたい方には是非聞いてもらいたいなと思っています。ただ、私自身もまだそれが本当に明るい未来、明るい明日を探せているのかと言ったら、まだわからないですし、探り探りの中生きているので、その状況を今リアルタイムでこの歌の中で伝えられているじゃないかと思います。悩みを抱えていたり、それでも前に進んでいきたい皆さんに何かを感じて頂けたら嬉しいです」と語った。
今作は、2006年にリリースされた『あのさよならにさよならを』以来、約9年ぶりとなるオリジナルシングル。「I’m proud」「I BELIEVE」など、絶頂期の音楽パートナーとして数々のヒットソングを生み出した小室哲哉とのタッグが約16年半ぶりに復活した。
5月6日からは「はじまりのうたが聴こえる」の楽曲配信がiTunes、レコチョク他、各配信サイトでスタート。7月からは全国ツアーへと駆け出す。