馬場ふみか、北村優衣、仁同正明監督が18日、都内で行われた映画『コーポ・ア・コーポ』公開記念舞台挨拶に登壇した。

 【動画】馬場ふみか、北村優衣、仁同正明監督が撮影秘話を語った、『コーポ・ア・コーポ』公開記念舞台挨拶のノーカット

 岩浪れんじ氏による同名漫画の実写映画化。昭和レトロな雰囲気を醸し出す大阪の安アパート・コーポを舞台に、年齢も性別も職業もバラバラで、互いによく知らないながらも縁あって一つ屋根の下に暮らす訳あり同士が、飄々といきる日々を描く。

 主演の馬場ふみかは、どこか人生を諦観しているようなのフリーター・辰巳ユリを演じ、『ビリーバーズ』(22)での体当たり演技も記憶に新しい若手注目株の北村優衣が女子大生の高橋役を務めた。

 劇中で金髪姿を披露した馬場。「ユリにとってトレードマークのような金髪。私自身、派手な髪型は気分転換でやったりするけれど、ただの金髪にしたのは初めて。新鮮でした」と熱のこもった役作りを回想した。

 一方の北村は「高橋はこの映画にとってのアイドルだと思ったので、原作のイメージを崩さないよう、聖子ちゃん風ヘアメイクをしてもらいました。普段の私とはかけ離れたキャラクターなので成り切ることが楽しかった」と手応えを得ていた。

 金髪スタイル同様に、馬場は関西弁にも初挑戦した。「大阪弁は普段沢山聞いていて耳にしているはずなのに、いざ口に出すと思っていたのとは違うイントネーションになって難しかった。発音もイメージしていたのとは違うと思った」と苦戦を報告するも、仁同監督からは「馬場さんは耳が凄くいい。口伝えでアドリブをお願いしてもすぐに覚えてくれた」と絶賛されていた。

 また馬場は、劇中でユリが可愛がる猫について、「そのニャンコの名前が役名と同じ“たつみくん”で、運命を感じました」と偶然の一致にビックリ。「本番の時だけタイミング良く鳴いてくれて凄いと思った」と名優ならぬ名猫だと褒めていた。

 本作を通して得た人生の教訓について北村は「焦らない、というのは自分の芸能活動でも大切になること。大事にしようと思いました」としみじみ。馬場も「日々良いことも悪いこともあるけれど、今生きていることが大事だと感じた。生きる意味だとかを大きく考えすぎる必要はなくて、今日も生きるから明日も生きる。それが続けばいいのかなと思った」と明かした。

主演の馬場ふみか(右)と共演の北村優衣

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