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東出昌大、映画人として「負の遺産も紡ぎたい」
映画『福田村事件』初日舞台挨拶
東出昌大が1日、都内で行われた映画『福田村事件』初日舞台挨拶に登壇した。
1923年9月1日に発生した関東大震災から5日後、混乱の中で千葉県福田村で起こった行商団9人が殺された「福田村事件」が題材。
東出は企画を聞いた時、プロデューサーから「これだけの規模の事件があったらハリウッドでは3、4回リメイクされてもおかしくない題材なのに日本人はなかなか作れない」と言われたことを明かしながら、現状の国内映画業界では「差別や国の問題、同調圧力は描き切れないかもしれない」と自身の考えを伝えた。
そのうえで「楽しいエンターテイメントだけではなく、こうした負の遺産というか、なぜこういうことが起きてしまったのかということを考えながら物語として紡いでいくのも映画人として大事な仕事だと思うので、これからもそういう仕事に携わっていきたい」と思いを述べた。
この日は主演の井浦新を始め田中麗奈、永山瑛太らが出席した。
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