INTERVIEW

茅島みずき

「恋愛小説が大好きなんです」、映画『交換ウソ日記』で生徒会長・江里乃役「出演が決まった時嬉しかった」


記者:村上順一

写真:木村武雄

掲載:23年07月06日

読了時間:約7分

 茅島みずきが、映画『交換ウソ日記』(7月7日公開、竹村謙太郎監督)に出演する。櫻いいよ氏の同名小説が原作。勘違いから始まる交換日記をきっかけに進むすれ違いラブストーリー。高校二年生の希美(桜田ひより)に突然届いたのは学校イチのモテ男子・瀬戸山(高橋文哉)からの交換日記。でもそれは、親友宛のものだった。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことを言い出せないままついやり取りを続けてしまい、彼を知って惹かれていく一方で、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき…。茅島が演じるのは、希美の親友で、瀬戸山が手紙を送った本当の相手でもある、生徒会長の松本江里乃。「セブンティーン」の専属モデルを務める茅島にとって桜田は同誌の先輩でもある。そんな茅島は俳優としても頭角を現し主演作など話題作への出演が続く。どの作品でも存在感を放つ彼女は今回の役どころとどう向き合ったのか。【取材=村上順一/撮影=木村武雄】

「いくつ目がついてるんだろう?」高橋文哉の気配りに驚く

――もともと好きな原作だったようですが、どのような経緯でこの作品を知ったのでしょうか。

 恋愛小説が大好きなんです。人気作品など色々読んでいますが、「交換ウソ日記」は友達に勧めてもらった作品で、読んだらすごくキュンキュンして、友達とも盛り上がりました。そういう作品に自分が出演できると聞いた時はすごく嬉しかったです。

――恋愛だけじゃなく友情も描かれていますよね。

 映画を観て感じたのが、王道な恋愛映画ではあるけど、その中に友情や、一人ひとりが抱えている想いや葛藤、悩みがちゃんとリアルに描かれていて、どのキャラクターにも共感できると思いました。

――松本江里乃を演じてみていかがでしたか?

 江里乃は思ったことをはっきり言える子で、台本を読んでいる時から、江里乃の芯の強さみたいなものを感じていました。そういった子を演じられることがすごく嬉しいなと思いました。

――ご自身と重なる部分はありましたか?

 私はどちらかというと、明るくておしゃべりが大好きな優子(演・齊藤なぎさ)に近い性格なので、江里乃と重なる部分はそんなに多くはなかったのですが、キャラクターの役作りは台本読んだ時のイメージに沿ってしっかりできました。

――役にアプローチするにあたって、撮影前に準備したことはありますか?

 登場人物との関係性はすごく大事にしたいと思っていましたので、共演者のみなさんと積極的にコミュニケーションをとることを心掛けました。特に私は、女子3人でのシーンが多かったのですが、待ち時間とかもみんなでワイワイとずっと喋っていました。

茅島みずき

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――高橋さんとは初共演ですが、どんな印象の方でしたか?

 気配りが本当にすごい方だなと思いました。いったいいくつ目がついてるんだろう?と思うぐらい高橋さんは周りが見えていらっしゃる方です。例えば遊園地でのシーンはすごく寒いなかでの撮影で、ブルブル震えてしまうぐらいだったのですが、みんなにスープを差し入れしてくださったり、私たち女子3人が「りんご飴を食べたいね」と話していたことを覚えていて、後から差し入れしてくださったりして、「すごい」と思うことがたくさんありました。

――桜田さんの印象は?

 元々『セブンティーン』の専属モデルをやられていたので、先輩というイメージが強かったんですけど、なかなか撮影では一緒になることがなくて、ほぼ初めましてでした。私の中でご飯好きというイメージがあって、撮影期間中はずっと「チョコが食べたい。お肉が食べたい」と言っていて、それがすごく可愛くて。でもお芝居となるとしっかり役のこと考えているのが伝わってきましたし、きびきび動かれるので、役に対しての姿勢や現場での在り方というのもすごいなと思いましたし、自分も桜田さんのようになりたいと思いました。

――茅島さんはそのメンバーの中ではどんな立ち位置ですか。

 みなさんの中で一番年下だったので、妹みたいな立ち位置でした。特に桜田さんはすごくしっかりされているので、頼れるお姉さんという感じでした。

――お気に入りのシーンは?

 桜田さんと高橋さんの胸キュンシーンです。絶対みんなキュンキュンするだろうなと思いながら見ていました。台本を読んだときも2人の関係性がすごく好きだったので、素敵なシーンになっていてよかったです。

――演じる中で難しかったと感じたところは?

 ズバッと物事を言う女の子ではあるのですが、その言い方によってはキツく見えたり、お互いの関係性が変わってきたりしてしまうので、そのバランスがすごく難しいなと思いました。お互いが抱えている悩みもあって、お互いのことを羨ましいと思ったり、そういう部分がすごくリアルだなと思いましたし、ケンカをするシーンはどこまで強く言っていいのか竹村監督に相談して、シーンを作っていきました。

――竹村監督とはどのようなやりとりをしましたか。

 本読みや実際に立ってリハをしていく中で、自分が腑に落ちなかった部分、セリフの言い方など、細かいニュアンスを監督に相談しました。

茅島みずき

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交換日記をやりたくなった

――高校生の時からお仕事をされていますが、青春してるなと思った瞬間はありましたか?

 青春をしていた記憶しかないです。このお仕事をしていると好きなことができなかったという人もいるのですが、私は正直10代でやり残したことがあまりないと思うくらい、高校生活も楽しかったです。みんなでディズニーランドに行きましたし、やりたいことは全部やりました。

――学校行事にも参加できましたか?

 参加できなかった時も多かったんですけど、その過程が楽しくて。みんなと一緒に練習してダンスを覚えたりとか、それだけでも楽しかったです。学校で久々に会ったときも温かく迎えてくれたので、本当に楽しかったです。

――そのお友達は茅島さんの作品を見てくれたりも?

 はい!私が出演する作品が発表されると「見るからね!」と、たくさん連絡が来てすごく嬉しいです。

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――交換日記がキーになってますが、交換日記をやられたことは?

 小学校の時にやったことがあります。私はその日にあった出来事を書いて、友達と交換日記をしていました。今ならSNSやメッセンジャーなどでやり取りすることが普通だと思うのですが、この作品を見てから、また交換日記をやりたくなりました。自分で書くというのは、ネットでのやりとりとは気持ちの伝わり方が違うので素敵だなと思うんです。学生の皆さんもぜひ今のうちにやってみてほしいです。

――現代だからこそアナログなものはすごくいいですよね。

 私は年賀状もハガキで出すタイプで、字を書くことが好きなんです。自分がもらうものも手書きの方が嬉しいですし、ちゃんと思っていることを自分で書くということがすごく好きです。

――さて、今は10代の役も多いと思いますが、今後やってみたいと思う役は?

 そろそろ年齢的に学生服を着られる期間も短くなってきているなと感じていて、着られるならまだまだ制服を着たいという思いはあります。これまではクールな役が多かったので、性格がすごく明るい役や二面性がある役など、今までにやってこなかった役にもどんどん挑戦していきたいです。

――憧れの役者さんはいらっしゃいますか。

 以前はいたのですが、このお仕事をやっていく中で、憧れていたら自分はそこにたどり着けないと感じるようになりました。ですので、いまは誰かに憧れるのではなく、自分らしく進めたらと思っています。

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(おわり)

【作品概要】
□出演: 高橋文哉 桜田ひより 茅島みずき 曽田陵介 齊藤なぎさ / 板垣瑞生
□原作: 櫻いいよ「交換ウソ日記」(スターツ出版文庫)
□主題歌: 「ただ好きと言えたら」KERENMI & あたらよ(A.S.A.B)
□監督: 竹村謙太郎 □脚本:吉川菜美 □音楽:遠藤浩二
□配給: 松竹株式会社 ©2023「交換ウソ日記」製作委員会

□STORY
高校二年生の希美は、ある日移動教室の机の中で、「好きだ。」ただひと言、そう書かれた手紙を見つける。
送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところから、
ふたりのヒミツの交換日記が始まる。そんな中、実はその手紙や交換日記が親友宛てのものだったことが判明。
勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことが言い出せないまま、ついやり取りを続けてしまう。
いつも空気を読みすぎてしまう、話し下手な希美は、自分とは真逆の思ったことをはっきりと口にする、ド直球な瀬戸山を
最初は苦手に思っていたが、彼を知るうちに惹かれていく。
その一方で、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき事態は思わぬ方向へ…
ウソから始まった、切ない片想いの行方は―!?

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