加山雄三、尾崎紀世彦、桑田佳祐といった偉大な音楽家をはじめとして、数々の芸術家を輩出、また出身者ではなくとも数多の才人から愛されてきた街として知られる、湘南のコンパクトシティ“茅ヶ崎”に、茅ヶ崎FM(エボラジ)が2023年10月1日に開局することがわかった。

 茅ヶ崎は、近年はそのすばらしい自然環境と相俟って、英国の有名なライフスタイル誌『Monocle(モノクル)』(2020年1月号)では、「世界のベストスモールシティ25」にて日本で唯一、第5位に選ばれた。茅ヶ崎ではかねてより市民の間から、素晴らしい地域の文化と情報を発信する場をつくることができないかという声が高まっていた。そんな中、地元情報の発信基地としては「コミュニティFM」という形態が最もふさわしいのではないかという茅ヶ崎在住の有志が、そのアイディアを市内各所に持ち掛けたていったことがきっかけで、とんとん拍子に「茅ヶ崎FM(通称:EBOSHI RADIO STATION / エボラジ)」開局実現へとつながっていった。

 茅ヶ崎といえば冒頭にも名前を挙げた通り、やはりその地名を全国に広めた立役者である桑田佳祐、サザンオールスターズを一番に頭に浮かべる人が多いだろう。今年2023年は、そのサザンが「砂混じりの茅ヶ崎~♪」と衝撃のデビューを飾ってから45年という記念すべきタイミングでもある。そんなタイミングで茅ヶ崎に音楽発信基地ができるということも大変意義深いことだと言えるだろう。

 折しも今年は、いよいよ世界的に「コロナ明け」が謳われ、改めて前向きな文化体験と発信が必要とされている。同時に、ここ数年縮小せざるを得なかった個人と個人、あるいはコミュニティ同士のより緊密なコミュニケーションが求められていくことだろう。

 また一方で、「地域社会」ということに目を向ければ、昨今再び多発している地震を改めて省みるまでもなく、防災意識や防災対策はより一層重要になってきており、昨今盛んに言われているサステナブルな世の中を目指すにも「地域社会」が果たす役割は大変大きくなってきている。そんな様々な要素を煎じ詰めて考えれば考えるほど、今回の「コミュニティFM」開局は、これ以上の選択肢がない最適な流れだったと言えるのではないか。

 「茅ヶ崎FM(エボラジ)」は、今秋10月1日に開局。茅ヶ崎市内であれば、通常のFMラジオで聴取可能(周波数は後日発表)となる。

 烏帽子岩、浜降祭、花火大会、生シラスといった地域の魅力や、防災情報、サステナブルな取り組み、それらの要素を柱としつつ、海と音楽の街「茅ヶ崎」の人と自然を守りながら地域の魅力を発し、広げていく、そんな情報発信基地とコミュニケーションの場となるべく進んでいく。

 さらに本日(6月24日)より、“茅ヶ崎FM応援団「エボシーズ」”を結成!入団受付がスタートした。入団すると、入団特典【やっぱいいジャン】を進呈。

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