吉岡里帆、モトーラ世理奈、詩羽(水曜日のカンパネラ)、松本まりかが20日、都内で行われた映画『アイスクリームフィーバー』(7月14日公開)記者会見に出席。本作で初演技・初映画出演となった詩羽は名立たる共演者に驚きつつ、自身が演じた役については「自然と愛することが出来ました」と振り返った。

 【動画】演技初挑戦を振り返る水曜日のカンパネラ詩羽

 アートディレクター、千原徹也氏の初監督作品。「映画制作をデザインする」と題し、長年の夢だった「映画を作ること」をアートディレクターの視点から構築。従来の映画製作のやり方にとらわれない手法で挑んだ意欲作。原案は、川上未映子氏の短編集「愛の夢とか」(講談社文庫)内収録の『アイスクリーム熱』。

 アイスクリーム屋のアルバイト、常田菜摘役で主演を務めるのは吉岡里帆。アイスクリーム屋の常連客の作家、橋本佐保役にはモトーラ世理奈。アイスクリーム屋の近所の銭湯に通う、仕事が生きがいの、高嶋優役を松本まりかが務める。

 本作が映画デビュー作となる水曜日のカンパネラのボーカル、詩羽は、菜摘のアルバイトの後輩、桑島貴子を演じる。詩羽が千原監督と出会ったのは、水曜日のカンパネラに加入する以前。奇縁をこう振り返った。

 詩羽「たまたま通りすがりにお会いして、『はじめまして』とご挨拶して、『いつか面白いことができたらいいね』とゆるいお誘いをいただいたんですが、そうしたら本当にお仕事をくださるようになって、ゆるく『映画出てよ~』と言われて『出ます!待ってまーす』くらいの答えをしたんですけど、そうしたら本当に映画のお誘いが…(笑)。しかもメンバーが『え?あの人とあの人?』みたいな感じで、まさか自分がここに立つ側になるとは…。ゆるく始まった話ですが、率直に『やります』と返事しておいてよかったなと思います」

 自身の役どころについては、「自分に近しいところがある女の子で、大人っぽい子にある子供らしさ、人に言えない、でも言いたいもどかしさ、学生の頃に自分も感じてた悩みで胸がチリチリする感じがあって、高校生の頃の気持ちを思い出しながら演じさせていただきました」と語り「貴子という人物への愛は、現場入りするときには自然と生まれていて楽しく演じることが出来ました」と振り返った。

©2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会

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