水カン・コムアイ映画初出演、まさかの猫役に「落とし穴でした」
水曜日のカンパネラ・コムアイが、6月23日公開の『猫は抱くもの』で初めて映画に出演する。演じるのは猫のキイロ。出演に「成長できたことを嬉しく思います」と喜びの意を表すとともに「猫と遊べる! と思って受けたのに、自分が猫の役だったので、実際に猫と戯れるシーンがなかったのは、落とし穴でした」と語った。
これまで水曜日のカンパネラとして音楽活動だけでなく、『トーキョー・ミッドナイト・ラン』(2016)『わにとかげぎす』(2017)などテレビドラマに出演して演技の世界でも才能を発揮してきた水曜日のカンパネラ・コムアイ。
出演するのは、6月23日に新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町他で全国公開となる『猫は抱くもの』で、沢尻エリカが『ヘルタースケルター』(2012)以来6年ぶりに主演を務めることでも注目を集めている作品だ。
今作のメガホンをとったのは『ジョゼと虎と魚たち』(2003)、『メゾン・ド・ヒミコ』(2005)など繊細な恋愛ドラマから、『のぼうの城』(2012)のような歴史大作まで幅広いジャンルで演出の冴えを見せてきた犬童一心監督。
アイドルの夢を諦めた、妄想好きのアラサ―女性と、自分を彼女の“恋人だと信じて疑わない猫”の関係を描いた、ハートウォーミングな物語で、こじらせた1人と1匹の可笑しな空想が、観る者に自分らしく生きるヒントをくれる…そんな心揺さぶる1本となっている。
今回、コムアイが演じたのは、主人公・沙織(沢尻エリカ)の相手役で、自分を主人公の恋人だと思い込む、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)の相棒となる猫のキイロ。
今作への出演について、「この映画に参加して成長できたことを嬉しく思います。猫の映画と聞いて、猫と遊べる! と思って受けたのに、自分が猫の役だったので、実際に猫と戯れるシーンがなかったのは、落とし穴でした」と語り、自身の役柄については「どこにも通じ、どこにも属さない。猫は、人間と野生を行き来する生き物ですが、特に私が演じた猫・キイロは人間の元で飼われたり、野良として過ごしたり、流れに任せながらも自分で決めているキャラクターです」と、役柄の背景を語った。
そのほかにも、猫のキイロをこよなく愛し、主人公・沙織の気になる存在として登場する、画家のゴッホこと後藤保をロックバンド「銀杏BOYZ」でボーカル&ギターを務める峯田和伸が演じている。
沢尻エリカ×犬童一心監督の初タッグに加え、吉沢亮、峯田和伸、コムアイという個性豊かな面々が登場する『猫は抱くもの』は、6月23日に全国公開となる。
初映画出演作品で、個性的なキャストの面々と共にコムアイが猫役をどのように演じるか公開を楽しみに期待したい。