カンヌで上映後に囲み取材に応じた北野武監督らⓒ若山和子

 『第76回カンヌ国際映画祭』会期中は北野武監督らが現地で熱烈な歓迎を受けた。「カンヌ・プレミア」正式出品された、約6年ぶりの最新作『首』。現地で上映されると約5分間にも及ぶスタンディングオベーションが贈られた。現地の反応に「役者さんに感謝」と頭を下げた北野武監督は「時代劇」の可能性に言及。「(時代劇は)やっぱりCGはだめだよね」と見解を示した。

 【動画】現地の反応や時代劇の可能性への見解を示す北野監督。CGはリアルに敵わないとも

 自社で抱えるフランス人スタッフからも反応が良かったと話す北野武監督。現地でも総立ちで拍手が贈られたが、「フランスでも行けるかなと思ったけど、意外なところでウケていたので。面白かったですね」と手応えを肌身で感じたようだ。

 そんな北野監督に記者からは「時代劇の可能性を感じたか」という質問が飛び、次の通り答えた。

 北野武監督「時代劇はやっぱり、コンピュータグラフィックス全盛になってもCGを3人でやると300人(の動きは)3パターンしかないんだよね。結局(リアルで)1万人使ったら、10人でCGで1万人作っても絶対に敵わないんだよね。(リアルは)予想しない動きをするから。だからCGじゃなくて実際に役者を1万人動員できるような映画だったら素晴らしいけど。今は、後ろの方の画の団体を見ると必ずCGだよ。だからあれに慣れちゃうとごく当たり前に見過ごすから。大作は大作なりに人をいっぱい使わないとつまんないんだ。CGはやっぱりダメだね。もうじきお客も気が付くと思うけど」

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