吉永小百合が26日、東京オペラシティ・コンサートホールで開催された坂本龍一の東北復興支援プロジェクト『東北ユースオーケストラ演奏会 2023』に出演した。

 東北ユースオーケストラは、2013年宮城県松島町で開催された東北と世界をつなぐ音楽祭「Lucerne Festival ARK NOVA 松島 2013」をきっかけに企画・編成されたオーケストラ。

 東日本大震災の被災三県(岩手県・宮城県・福島県)を中心に演奏をしている小学生、中学生、高校生、大学生を対象に募集、構成され、プログラムごとに楽団編成を変えながら活動している。

 新型コロナウイルスの影響で2020年、2021年と演奏会は中止となっていたが、昨年3年ぶりに開催され、大きな反響を得た。

 今年は、昨年の公演で発表された坂本龍一が東北ユースオーケストラのために書き下ろした楽曲「いま時間が傾いて」や、マーラーの「交響曲第5番」などを演奏した。

東北ユースオーケストラと吉永小百合

 朗読で出演した吉永は、「昨年も客席で聴いていて感動しました。今日も相当なチャレンジがあると思うので、私も皆さんに負けないようなしっかりとした朗読をしたいと思っています」と意気込み。

 更に「とても大きな出会いがあって、気仙沼の少年の詩を初めて読むんです。それから外国のとても素晴らしい詩も読ませて頂きます。8篇の詩を選んで坂本龍一さんに『これでどうでしょう』とメールをしました。そしたら『もう文句言うことありません」と合格をいただいて、もう嬉しくて嬉しくてたまりませんでした」と述べ、東北ユースオーケストラの演奏のもとで朗読した。

 終演後には、坂本龍一が「素晴らしかった!!よかったです。みんなありがとうお疲れ様でした」とコメントを寄せた。

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