映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が2月17日に公開される。世界中に衝撃と感動を巻き起こした『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)をはじめ、破格のメガヒット超大作によって次々とエンターテイメント史を塗り替えてきたマーベル・スタジオ。本作は、社長のケヴィン・ファイギが「今までの映画と違い、新たな“アベンジャーズ”に直接繋がる作品」と明言する作品だ。

 本作の舞台は、これまでの「アントマン」シリーズでも描かれ、「エンドゲーム」ではアベンジャーズの宿敵・サノスを倒すヒントにも繋がった<量子世界>。ただ、本作ではこれまで以上に壮大な世界観にスケールアップして描かれている。

 監督を務めるペイトン・リードは「量子世界を創り上げること、私にとってそれはものすごくエキサイティングなことでした。これまでの映画で描かれてきた量子世界を超えて、さらに進みます」と断言。

 映画館で観れば圧倒的な映像美を体感できる、人類の想像を遥かに超えた“映画史上最小”の世界となっている。身長わずか1.5cmのアントマンはもちろん、ミリ、ナノよりもさらに小さく、時間や空間といった概念が意味を持たない危険な<量子世界>。

『アントマン~クアントマニア』量子世界①(アントマン)©Marvel Studios 2022

 物理的なサイズは小さいものの、その世界観はまるで宇宙のように壮大かつ幻想的で、『アントマン』(15)、そして『アントマン&ワスプ』(18)の公開当時ファンからは「量子世界の映像もキレイで映画館で観ることをおすすめします!」、「量子世界の光景を映画館で観られて嬉しい」、「映画館がまるで量子世界だったわ...」など、劇場で量子世界を体感することへの絶賛の声が続出した。

 そして本作でもそんな量子世界が舞台となっている。

 監督は「量子世界を描くことは、究極の世界創作行為です。そこにある都市や文明の様相だけでなく、それらが生まれて発展した経緯や歴史についても創作しなければなりませんし、その上で、そこに様々な生物や存在、構造物を配置しなければなりませんでした」と、これまで描かれてきた量子世界には登場しなかった“都市”や“文明”など、世界観のさらなるスケールアップを語る。

 さらに「私たちはインスピレーションとなるビジュアルをたくさん集めました。電子顕微鏡で撮られた写真から、70年代や80年代のヘビーメタル雑誌の写真に至るまで、実に幅広くね。また、古いSF小説のペーパーバックの表紙画も集めました。それらの絵には人の感情に訴えるものがあり、とてもムーディーなんです。私たちはその感覚やトーンが気に入り、量子世界の様相に取り入れています」と、壮大な世界観の創造のために、ありとあらゆるものからインスピレーションを受けたことを告白した。

 すでに解禁された予告編ではそんな量子世界の一端が映し出されており、「量子世界でのアクションは予告で観ただけでも映像が凄かった!」、「見えない世界って気になるよね」、「マジでめっちゃ壮大になってる...!」など、ファンの期待も高まっている。

『アントマン~クアントマニア』量子世界②(アントマン&キャシー)©Marvel Studios 2022

 そんな人類の想像を遥かに超える量子世界を舞台に描かれるのは、アベンジャーズ史上最も“普通すぎるヒーロー”であるアントマンの<最後の戦い!?>。

 愛娘・キャシーが作った量子世界へと導く装置の不具合で量子世界へと引きずり込まれてしまったアントマン一家の前に、過去・現在・未来、全ての時間を操る能力を持ったマーベル史上最凶の敵・カーンが立ちはだかる。カーンにキャシーを人質に取られてしまったアントマンは、“キャシーを救うには世界を犠牲にせざるを得ない”という、人類の運命を左右する究極の選択を迫られることに―。

 これまでよりもさらに壮大に描かれた<量子世界>の圧倒的世界観、そして新たな「アベンジャーズ」に繋がるアントマンの戦いを、是非劇場で堪能してほしい。

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