【インタビュー】t-Ace、志田愛佳＆ヘラヘラ＆MIOがベッドの上で大騒ぎ　コラボMV撮影に密着【音楽】

　“エロ神クズ”の異名をもつt-Aceの新曲「今夜もダレかと」が配信中だ。今回の新曲のMVではアーティストのMIO（ミオヤマザキ）、YouTuberのヘラヘラ三銃士、そして現在はキャバクラ嬢として活動する志田愛佳と共演した。MusicVoiceではその撮影現場を密着。撮影後にはインタビューを行った。その模様を届ける。なお動画ではインタビューを行っている。【取材・撮影＝村上順一】

　【動画】t-Ace「今夜もダレかと」ミュージックビデオ

　横浜市内のとあるスタジオにt-Aceは現れた。これまでのインタビューでも飾らない姿を見せている彼はこの日もリラックスした姿で現地入り。スタッフと談笑し、衣装となるパジャマに着替えてスタジオに入った。

　ベッドの後ろに、ピンク色のLEDバーライトが３本。ブティックホテルのような雰囲気だ。そのベッドに腰かけて歌う。そこに志田愛佳、MIO（ミオヤマザキ）、ヘラヘラ三銃士がフレームインする。ワンカット後にモニターを見て目線などの細部を監督とチェックしていく。先ほどはとは異なり真剣な表情だ。リップシンクのシーンでも、流す曲の音量を「もう少し上げて欲しい」とリクエストしていた。

撮影した映像を真剣な面持ちで確認するt-Ace

　一方、志田愛佳ら女性５人はベッド上でケンカをするシーンを撮影。意気投合してか、監督から「ケンカというか、ちょっと楽しすぎるな」と投げかけられる場面も。改めて撮り直し、しっかりとケンカ。だがカットがかかると再び楽しそうな表情を浮かべる。

「今夜もダレかとMV撮影の模様

　そのケンカのシーンはでも立ち上がるタイミングも細かく設定されていた。監督の指示を受けながらテイクを重ねていく。そんな様子に、t-Aceは「回を増すごとにすごく良くなっていくね」と笑顔。

　場面は替わり、MIOとt-Aceのシーン。t-Aceはこのシーンを、歌詞になぞらえて「哀愁だ」と表現した。このコンセプトをもとに監督がMIOに「そういうのは得意でしょ？」と信頼を寄せ演技プランをある程度委ねた。ライブ感のあるシーンは２テイクでOK。

　続いて志田とt-Aceのシーン。全体像を掴むため一度仮撮りする。それを観た上でt-Aceが歌詞の内容を確認して「自分はこういう気持ちで演じている」と伝える。それを踏まえて本撮り。仮撮りの時とは異なる表情を見せる志田。演技力の高さを見込んでか、監督は「今度は甘えている感じが欲しい」と別のパターンを求めた。今度は２人に距離を感じさせる雰囲気となった。

　最後はヘラヘラ三銃士の３人とt-Ace。まずはラブラブな雰囲気のシーンからの撮影。難なくこなしていく。ハーレム状態の中でクールに歌うt-Ace。ヘラヘラ三銃士のみのシーンはリップシンクを確認しながら慎重に進めていく。まりなが歌う「信じてないけど」の歌詞に合わせた仕草など、言葉とシンクロした表情も印象的。

　一方のt-Aceは後ろに設置されたLEDのバーライトに興味を示す。「自宅に置きたいから後で教えてほしい」とスタッフに尋ねる場面も。

　着座でソロでのリップシーンもスムーズに撮影。ヘラヘラ三銃士のシーンの時にt-Aceが「アイディアを思いついた」とまりなに冷めた表情をリクエスト。「素晴らしいテイクが撮れた」と監督も絶賛した。

ヘラヘラ三銃士

　全員がベッドで寝ているシーンの撮影へ。スタッフがスマホで撮った写真で全体像を確認するt-Ace。「みんなのパジャマが光ってなんだかよくわかんねえ」と笑う。微調整を繰り返していざ本番。時間をかけての撮影だったため、志田とまりなは演技を超え本当に寝ているよう。t-Aceは監督の指示に従い、首や手首の角度を微調整。楽曲の「へへ」っとt-Aceが笑うところで、寝ていた全員が目を開ける。そのスピード感に監督はこだわりを入れ何度かテイクを重ねた。