「夢のような１年だった」STU48中村舞×福田朱里×高雄さやか『FNS歌謡祭』アフタートーク

　STU48が14日放送されたフジテレビ系音楽特番『2022 FNS歌謡祭 第２夜』に出演、「花は誰のもの？」を披露した。放送後には、中村舞、福田朱里、高雄さやかがLINE LIVEを通じてアフタートークを行った。

「FNS歌謡祭」舞台裏

　窓から優しい陽の光が差し込む。大聖堂を模したような作りだが、きらめくシャンデリア、そして光の柱。中央に敷かれたレッドカーペット。その上で可憐に歌い踊る彼女たちは舞踏会のように華やか。その中でバレエ経験のある中村舞は羽根を広げるように美しくターンをし、そして、瀧野由美子と石田千穂が氷盤に触れるようにそっと手を合わせる。その温かみで溶け出すように歌はサビに向けて一気に熱を帯びていく。

　パフォーマンス前、司会の相葉雅紀から「５周年を迎え、今年はどんな年でしたか？」と聞かれた。中村舞は「『花は誰のもの？』で多くの方に知って頂く１年になりました。来年も多くの方に知って頂けるように頑張りたいです」と笑顔で答えていた。

　中村舞「生放送だから時間に正確でスタッフさんの動きが速くて、スタジオに入った瞬間にドキドキが止まらなくて。トークもあったのですごく緊張して噛まないようにしようって思いました」。その緊張は高雄さやかにも伝わっていたようで「楽屋で鏡の前に立って練習されてすごく緊張されていました」

　今年は多くの音楽番組で「花は誰のもの？」を披露してきた。年末には『FNS歌謡祭』を含め４つの音楽特番に出演したが、ダイヤモンドの面のようにそれぞれ特色のある演出で異なる光を放ち、輝いていた。福田朱里は「夢のような１年でした。みんなで成長ができた」と感無量。中村舞も「違う世界を見ていたみたいです」と夢心地の様子で「出演する度にメンバーの仲良し度が増していって。同じ時間を共有していたから同じベクトルで向けていた」と手応え。福田朱里は「目指す場所が共有できていた」と頷いた。

　２期生の高雄さやかも「本番が始まる前に外に出たらすごく寒くて。寒いって言いながら本番に向かったのが青春」。一つ一つの光景が特別な思い出の一コマになっているようだ。

　『FNS歌謡祭』の醍醐味と言えば生演奏。中村舞「生演奏がめちゃくちゃかっこよくて。コーラスがすごく素敵で新鮮な感じでした」。福田朱里も「ゴージャスだった！」と感動。学生時代は吹奏楽部でホルンを担当していた高雄さやかは「楽器を間近で見るのが久しぶりでした」と目を輝かせた。

お世話になった〇〇

　そしてここで企画コーナーに。フジテレビの代表的なバラエティ番組の一つ『とんねるずのみなさんのおかげでした』にちなみ「〇〇のおかげでした」ということでこの１年お世話になった人、物を発表することに。

　福田朱里は「蒸気でホットアイマスク」。「歌番組や撮影で新幹線移動をいつもよりもたくさんさせて頂いて、外の光をブロックするためにいつも忍ばせているんです。４時間寝ながら東京に行くときに助かりました。これを付けたらすぐに寝れる。でも本当はファンの方が一番ですよ！」

　中村舞は「まとめ髪」。「今日もしているんですけど、今年１年、まとめ髪をすることが多くて。音楽番組でカメラで抜かれるところでターンすることが多くて『まとめた方がいいよ』って言われて始めたんですけど、まとめ髪で覚えてもらうことがあったので」

　高雄さやかは「マネージャーさん」。「マネージャーさんとメンバーの信頼関係の上に立っているなと、この１年すごくお世話になりました。私が出ているイベントや配信をいつも観ていてくれる。『今日良かったよ』と言ってくれたり、個人配信している時に『マネージャーさんに聞いてみる』っていたら返信が来て『大丈夫だよ』って。『見てるんだ』って。最近、福岡で舞台に出せて頂いて広島から見に来て『高雄の成長ぶりに５回泣いた』と言ってくれて。パンフレットも買ってくれて。すごく嬉しかったし、支えてくれているからこそアイドルとして進めていけるんだなって思いました」

　今年は、「花は誰のもの？」の作曲者で元チェッカーズの鶴久政治にも背中を押された。福田朱里「もう感謝しかない。目標を作って下さって」、中村舞「一緒に行こうねって引っ張ってくれていた感じもあって」。福田朱里「『花は誰のもの？』はいろんな出会いをくれたよね」と感謝した。

　そんな飛躍した今年も残りわずか。年末音楽特番出演後に配信してきたこのアフタートークも今回が最終回を迎える。高雄さやか「先輩方の和気あいあいとした姿が安心するんです。これからも宜しくお願いします」。中村舞「音楽番組が終わって余韻に浸るなか出来て満足。アドレナリンが出ていて！」と充実感。

　福田朱里からはお知らせ。来年１月22日に、STU48 瀬戸内PR部隊 Season2によるツアーファイナルが東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催。昼公演はツアーファイナル、夜公演は感謝祭として行われる。そして、自身が主催するアイドルフェス『フクフェスVol.1』が来年１月14日に香川県・高松festhalleで開催される。「意外と近いのでぜひ来てください！」と呼び掛けた。

　アフタートークの冒頭では３期生オーディションの話題にもなった。２期生の高雄さやかは「ワクワクしています！」と胸を躍らせ、期待感を示していた。