STU48石田千穂

 STU48の絶対的エースとしてグループを牽引してきた石田千穂が31日、東京・Kanadevia Hall(旧:TOKYO DOME CITY HALL)で卒業コンサートを開催した。ステージを終えた直後、囲み取材に応じ、コンサートを終えた気持ちを語った。

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 コンサートを終えたばかりの石田は、「率直に最高に楽しい時間だったなという気持ちでいっぱいです」と満面の笑みを見せた。今回の会場であるKanadevia Hallは、2018年のコンサートなど数々の思い出が詰まった場所であり、彼女自身の強い希望で選ばれたという。「あの時の景色をもう一度見たい」という思いから、当時の演出を彷彿とさせる「お面」を使った演出も取り入れられた。

 全36曲におよぶセットリストは、すべて石田本人が考案した。AKB48の楽曲が多く盛り込まれた点については、「AKB48さんが大好きで、STU48がまだ持ち曲が少なかった初期の頃、AKB48さんの曲をお借りしてツアーを回っていた時の楽しい記憶が強く残っていたから」と、グループの歩みと自身のルーツへの深い愛を語った。

 ステージには、多くの卒業生(OG)も駆けつけた。メンバー一人ひとりへの連絡も石田自身が行ったとのことで、久しぶりに顔を合わせた仲間たちとのパフォーマンスに「どの時代のSTU48も大好きだなと改めて感じました」と感慨深げに振り返った。

 終始笑顔だった卒コン、その理由に「笑顔で終わりたいとは前々から思っていました。でもいざ今日を迎えると涙する自分がいるんだろうなと思いながらやっていたのですが、すごく楽しいし、アイドルじゃない自分が想像つかなくて、卒業コンサートの実感がわかなかった」と述べた。

 また、演出面でのこだわりとして挙げたのが、NMB48・渡辺美優紀のソロ曲「わるきー」をオマージュした「わるちー」。「わるきーの衣装を着て披露するのが夢だった」と語る石田は、マッチョなキャスト陣と共に唯一無二の世界観を作り上げた。

 約9年間のアイドル活動を振り返り、最も大変だったこととして「瀬戸内特有の長距離移動」を挙げつつも、最大の転機は「一度休業した時期」だったと明かした。「ここで終わってしまったら叶えられていない夢がたくさんあって悔いが残る」という思いと、ファンの温かい声に支えられて復帰し、今日まで走り抜けてきたことが、彼女にとって最大の「乗り越えた壁」だったと語った。

 世間からは「優等生アイドル」と見られることも多かった彼女だが、本人は「握手会できつい言葉を言ってしまうこともあり、決して優等生ではなかった」と意外な自己分析を披露。しかし、その正直な姿勢こそがファンとの信頼関係を築いてきた証でもあり、「悔いのないアイドル人生だった」と言い切る姿が印象的だった。

 今後については、これまで「自分には向いていない」と思っていたバラエティ番組についても、最近の収録での手応えから「テレビのお仕事も頑張っていきたい」と意欲を見せた。

 最後に、恒例となった「恋愛解禁」についての質問が飛ぶと、「一段落ついて、いい出会いがあったら。流れに任せて」とはにかみつつ、「一途な方が一番素敵だなと思います」と、長年支えてくれたファンへのリスペクトを込めた彼女らしい回答で締めくくった。

 なお、石田は6月7日に広島県民文化センター多目的ホールで開催される、『STU48「花は誰のもの?」公演〜石田千穂卒業公演』に出演する。

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