窪田正孝

 ファッションメディア「ELLE(エル)」(株式会社ハースト婦人画報社)がその年に公開された映画作品を独自の視点で選定する映画賞『エル シネマアワード 2022』で、窪田正孝が今年最も輝いた男性に贈られる「エルメン賞」を受賞した。

 受賞作『ある男』は「第79回ベネチア国際映画祭」オリゾンティ・コンペティション部門出品、「第27回釜山映画祭」のクロージング作品に選出され、海外でも高い評価を得ている。その中で「別人に成り代わって生きた“ある男”」という繊細な役柄を見事に演じた窪田。

 本受賞にあたって「芝居にどっぷりと浸かることができた『ある男』という作品で評価していただいたことはとても光栄です」と喜びのコメント。

 ほか「エル ベストアクトレス賞」に広瀬すず、「エル ベストディレクター賞」に早川千絵、「エル・ガール ライジングアクトレス賞」に河合優実が輝いた。

窪田正孝:コメント

 まさか自分なんかがいただけるとは思っていなかったので、すごく光栄な気持ちです。2020年にNHK連続テレビ小説『エール』と月9ドラマをやらせてもらったり、テレビの仕事を中心にしたりしていたのですが、自分のこの仕事の中でひとつしおりをつけたいと思う瞬間があって、映画がすごく好きだったのでトライしたいなと思っていたときに最初にお声がけいただいた作品が『ある男』でした。ドラマにはドラマのよさがあるし、映画には映画のよさがあるのですが、芝居にどっぷり浸かることができて、その瞬間を切り取ってくれるのが映画だなと。映画の空間の中で経験豊富な俳優さんたちとお芝居させてもらう刺激も大きく、俳優という仕事の深みや面白さをより感じられたのが『ある男』という作品でした。

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