ロック歌手のDAIGO(36)が28日、自身のブログを更新し、生前親交のあったJRA後藤浩輝騎手(40)への追悼メッセージを寄せた。

 27日に亡くなった後藤騎手。突然の悲報にDAIGOは「後藤騎手が旅立たれたというニュースをみました」との書き出しで、早すぎる死をどこか現実ではない漠然とした出来事のように感じた心境を込めている。

 後藤騎手との出会いは10年前だという。DAIGOは当時の様子を以下の通り綴りながら懐かしむとともに惜しんだ。

 「10年くらい前にまだ僕も全然知られてないころ、小さなライブハウスにライブに来てくれて、それから仲良くさせていただいてました。飲みに誘っていただいたり、いつも素敵な笑顔で接してくださいました。本当に騎手としても人間としても素敵な方です。僕がテレビにでるようになって凄く喜んでくれました。まさかこんなことになるなんて信じられません」

 10年前のDAIGOは、インディーズバンドを解散後、2003年に氷室京介プロデュースのもと「DAIGO☆STARDUST」としてメジャーデビューした。テレビなどのメディア露出が大いに期待されながらも、CDの売上は思うように伸びなかった。

 DAIGOがミュージシャンとして一般にも評価されるようになったのは、新バンド「BREAKERZ」を結成した2007年以降。今ではタレント、ミュージシャンともに活躍する彼だが、この間は模索を続けてきた時期だったともみられている。

 一方、後藤騎手の境遇もDAIGOに重なる。2002年に安田記念でJRAのG1初勝利を挙げ、JRA通算1447勝、G1・5勝の輝かしい成績を収めた。しかし、1992年のデビューから初のG1勝利まで11年もの歳月を過ごしている。

 10年の親交のなかに浮かび上がる2人の深い友情。それだけにDAIGOの悲しみはより深いものと思われる。ブログでは以下の通りにも綴っている。

 「後藤さんの笑顔が大好きです。またライブに来てもらいたかったです。ターフで見たかったです。後藤さんと飲みたかったです」

 2度と果たせなくなった後藤騎手との“これから”を頭や心の中に描き出し、文末に「後藤さんには感謝しかありません。本当に残念です。心からご冥福をお祈り申し上げます」という言葉を添えて、後藤騎手の早過ぎる死に無念の思いを滲ませた。

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