横浜流星(宮本武蔵) と中村隼人(佐々木小次郎)

 横浜流星が主演を務める舞台『巌流島』が来年2月から3月に上演されることが決まった。2020年7月から9月にかけて上演予定だった舞台が2年半の時を経て幕が上がる。剣豪・宮本武蔵を演じる横浜は「最高に熱い作品をお届けできればと思います」と意気込む。

 剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」に焦点をあてた舞台。武蔵と小次郎はどこで出会い、どんな人生を歩んで来たのか、なぜ戦わなければならなかったのか。闘いの裏に隠された人間ドラマ、決闘の真実を捉え、関門海峡に浮かぶ「巌流島(船島)」で繰り広げられた大勝負、その壮絶な戦いを、壮大かつ画期的なアクション時代劇として描く。

 新解釈、新設定をもとに新たに脚本を創り上げ、オリジナル作品(新作)として上演する。脚本は深みのある描写を得意とし、時代物の舞台に敏腕を振るうマキノノゾミ、演出は大型スペクタクルエンターテインメントを次々と世に送り出し、人物造形に定評がある堤幸彦が担当する。

 2人はこれまでに『真田十勇士』や『魔界転生』などの大ヒット作を産み出しており、今回も最強のタッグが実現した。

 主演の宮本武蔵は、アクションにも抜群の冴えを魅せる若手ナンバーワン俳優、横浜流星が演じる。TVドラマでは『DCU』や『私たちはどうかしている』『着飾る恋には理由があって』など、映画では今年秋公開の『線は、僕を描く』、来年公開予定の『ヴィレッジ』をはじめ、『流浪の月』『アキラとあきら』など、主演作・注目作への出演が続いている。

 演技、実力ともに高い評価を得ている横浜が2017年以来6年ぶりとなる舞台で躍動する。「魅力を最大限に引き出し、自分にしか生きられない武蔵を生きたいと思っています」と意気込む。

 佐々木小次郎は、若手歌舞伎俳優の中でも活躍目覚ましく注目度抜群の中村隼人が演じる。

 舞台『巌流島』は、来年2月10日に東京・明治座で開幕し、金沢、新潟、秋田、名古屋、神戸、高松、福岡を巡り、全国8カ所で上演される。

横浜流星:コメント

 約3年前に中止になったこの作品が3年の月日を経て公演が実現します。今回は参加できない方々の思いも背負い、堤監督そして新キャストの皆さんと一致団結して、最高に熱い作品をお届けできればと思います。

 勝ちにこだわる剣豪で、武骨で我が道をいきますが、心根が優しく人間らしい漢です。晩年に『五輪書』を書くほど哲学的な部分も持っていて、色々な面を持っているので、男として尊敬しかありません。その魅力を最大限に引き出し、自分にしか生きられない武蔵を生きたいと思っています。

 あれから3年の月日が経ち、身も心もアップデートされたと思うので、3年前よりもより深みの増した武蔵を生きることを誓います。

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