『DOROTHY~オズの魔法使い~』の舞台(C)関西テレビ放送

 桜井玲香単独初主演ミュージカル『DOROTHY(ドロシー)~オズの魔法使い~』が27日に、日本青年館ホールで初日開幕。20日に開幕を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で開幕を延期していた。

 【写真】舞台写真

 1900年に児童文学として誕生し、今なお世界中で読み継がれるライマン・フランク・ボーム作の童話「オズの魔法使い」。主人公の少女ドロシーが不思議な“オズの王国”で旅をしながら、それぞれに弱さや悩みを抱えたかかし・ブリキ・ライオンといった仲間たちとともに歩み成長していく物語には、子どもだけではなく大人をも魅了し続ける、深く大切なテーマが織り込まれている。

 この「オズの魔法使い」の物語をベースに、田尾下哲が作・演出を、宮川彬良が作曲・音楽監督を手がけ、大人のための新たな本格ミュージカルが誕生。ドロシーは、とある都会の大学生。学校のオーケストラ部ではコンサートマスターを務め、外ではプロのヴァイオリニストとして活躍する一面も持つ。

 学生最後の定期演奏会を前に追加リハーサルを決定したドロシーに対し、それぞれに生活のある楽団員たちからは不満が噴出。それまで頼られることしかなかったドロシーはショックから練習室を飛び出し自らヴァイオリンを封印しようとする。すると不協和音が鳴り響き、楽譜や楽器が飛び交って…気がつくとそこは、現実とはかけ離れた異世界・音楽の都「OZ の王国」だった。ヴァイオリンを封印したドロシーを待っていたものは。

 なお、舞台は静岡・愛知・広島・兵庫・福井・富山・鹿児島・福岡・群馬で10月12日まで公演をおこなう。

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