STU48(撮影・木村武雄)

 STU48が、アイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』(東京・お台場)開催3日目の7日、Zepp DiverCity(TOKYO)を会場とする「HOT STAGE」に登場。「花は誰のもの?」や「夢力」などを歌い、熱狂させた。

 前日の広島原爆の日、グループ内ユニットのSTU48瀬戸内PR部隊が「スマイルガーデン」でのラスト曲で、平和への想いを綴った「花は誰のもの?」を、広島にゆかりのあるアイドルと共に披露し、話題を集めた。STU48での「HOT STAGE」ではその流れを紡ぐように同曲を1曲目で披露した。

 この曲は、異例のトライアングルセンターを敷いている。広島城を築城した毛利輝元の祖父、毛利元就が3人の息子に唱えた「3本の矢」のごとく、瀧野由美子、石田千穂、中村舞の3人が力を合せ、今のSTU48を先導するという意味が込められている。この日のステージでは石田千穂を中央に瀧野由美子、中村舞が両翼を固めた。

 石田千穂、瀧野由美子と中村舞が手で花の形を作った。弧を描くように3人を囲むメンバー。そのフォーメーションは平和を象徴させた花がやがて大輪を咲かせるようだった。その後、STU48瀬戸内PR部隊の楽曲「僕はこの海を眺めてる」を披露した。

STU48(撮影・木村武雄)

 ここでキャプテンの今村美月が「今日は暑いですが盛り上がっていきましょう!」と清々しい笑顔で煽ると、夏ソング「サングラスデイズ」を披露。真夏の海の風を感じさせるような爽やかなステージングで盛り上げた。

 そしてMC。石田千穂が「今年も『HOT STAGE』に立てて嬉しいです!」と挨拶。沖侑果が「『TIF』に出ると夏が始まったという感じ!たくさん盛り上がりましょう!」。そして瀧野由美子が「暑い夏、最高に盛り上げましょう!」と夏を彩る「一杯の水」を続けた。

STU48(撮影・木村武雄)

 いよいよ終盤へ。応援ソング「ヘタレたちよ」をパワフルに歌い、「ペダルと車輪と来た道と」をエネルギッシュに届けた。そして、瀧野由美子が「声援が出せないライブは続いていますが、拍手やペンライトから力をもらっています!」と思いを伝え、今村美月が「全力で盛り上がりましょう!」とラストは「夢力」。

 瀬戸内の風がお台場に吹き込んだかのように、爽やかな笑顔と力漲るステージングで、観客に力を与えた。

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