宮沢りえ×三東瑠璃、一発撮りのパフォーマンス(VOGUE JAPAN)

 宮沢りえが、夕日の中で一発撮りのパフォーマンスに挑む。女性ファッション誌『VOGUE』の日本版『VOGUE JAPAN』の公式YouTubeチャンネルと連動した、俳優とダンサーによるコラボ企画。第3弾は宮沢りえと三東瑠璃が共演する。

 動画は、「宮沢りえ×三東瑠璃 夕日の中で重なり合う二人の表現。<パフォーマンス編>」と「宮沢りえと三東瑠璃が、互いのルーツと表現する意味を語る。<対談編>」の2本。1日午後7時に同時公開される。

 事前の打ち合わせは簡単な素描程度にとどめて、本番の瞬間に生まれる表現を大切にすることで意見が一致。コラボ相手として三東を選んだ理由を、宮沢は…。

 「三東さんの踊りを初めて見たときに、カウント(拍子)ではないところに生きているということが、素直にカッコいいなと。(中略)挑戦してみたいという気持ちでした」

 日没前の十数分間のマジックアワー内に、即興でその素描にさらなる線を書き込み、自分たちの色で染めていく。自由でありながら難易度の高いパフォーマンスに、現場の緊張も高まる。

 「『もう1回やりたい、このままでは終われない』という気持ちです」と、踊り終えた三東は話す。

 それに対し宮沢は「三東さんのその気持ちはよく分かります。私も今回に限らず、カーテンコールでも終わったという達成感や安心感はあるけど、自分自身に対する課題がゼロになることは絶対にないタイプなので」と語るなど、ここでも互いに共通する感覚が垣間見えた。

 撮影終了後、今回の動画を観た人たちに伝えたいメッセージを聞くと宮沢は…。

 「それは観る人たちに自由に感じていただけたらと思っています。100人いたら100人の生活と性格があって、生きている環境によって同じものを観ても捉え方や感じ方はまったく違ってくる。(中略)どう捉えてもらってもいい。作り手が決めつけることほどつまらないことはないと思うんです」と

 三東も同意する。

 2人はなぜ表現を続けるのか。三東は「生きることが踊ること。それが私だからという、それだけです」と話し、宮沢も「それ以上の答えはないと思います」と息の合った様子を見せた。

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