桑田佳祐が作詞・作曲し、フィーチャリングに佐野元春、世良公則、Char、野口五郎を迎えた楽曲『時代遅れのRock’n’Roll Band』が、5月23日に緊急配信リリースされることがわかった。

 1978年にサザンオールスターズとしてデビューして以降、ソロでも精力的な活動を行い、長きにわたって日本の音楽業界の第一線で活躍を続けている桑田佳祐が、急遽新たな曲を書き下ろした。2020年に突如世界を一変させた新型コロナウイルス、各地で多発する未曾有の自然災害、そして2022年2月に海の向こうで勃発し今なお続く歴史の過ちを繰り返す惨劇。悲しみが世界中を覆う今この瞬間に、佐野元春、世良公則、Char、野口五郎を迎えて急遽制作された楽曲のタイトルは『時代遅れのRock’n’Roll Band』。日本音楽界の“同級生”5人が、昭和〜平成〜令和の時代を経て、今だからこそ結集し声を合わせて歌う、平和へのメッセージだ。

 今年の2月に、久しぶりに顔を合わせた桑田佳祐と世良公則の会話から生まれた“同級生で協調して、今の時代に向けた発信をできないか?”というアイデアに端を発した本楽曲。日本を代表し、今尚、現役で活躍する音楽人である桑田佳祐(1956年生)、佐野元春(1956年生)、世良公則(1955年生)、Char(1955年生)、野口五郎(1956年生)の5人で結集する構想を桑田が描き、4月末、自らがそれぞれに手紙を書き、会いに行った。40年以上も同じ世界で活躍していながら、意外にも、これまで交わることのなかったこの5人。『今敢えて“時代遅れ”なやり方で、我々の世代が「音楽という名の協調」を楽しむ姿を発信し、その中で「次世代へのエール」や「平和のメッセージ」を届けたい』という桑田の想いに共鳴し、長きにわたる音楽活動を支えてくれたそれぞれのファンへの感謝とお互いへのリスペクトを胸に、今自分たちが出来ることとして“共に歌う”べく集まった。

 桑田佳祐が作詞・作曲し、それぞれが歌唱とギター演奏で参加した『時代遅れのRock’n’Roll Band』の制作期間は手紙を各々に送ってからなんとたった1ヶ月。どこか重々しい空気に抑圧され、自分の意見を言いづらいようなムードが蔓延する昨今、昭和世代が<同級生で集まって歌う><タイムリーに世界情勢に声をあげる>など、前述した通り敢えて“時代遅れ”とも言われかねないアクションを起こすことで、“次の世代に向けたエール”と“平和のメッセージ”を届けたいという想いがこのタイトルには込められている。【この頃「平和」という文字が 朧げに霞んで見えるんだ 意味さえ虚ろに響く】 【No More No War 悲しみの 黒い雲が 地球を覆うけど 力の弱い者が 夢見ることさえ 拒むと言うのか?】など、ストレートな歌詞が綴られ、パートごとに各ボーカリストが力強く歌い上げる様は圧巻。

『時代遅れのRock’n’Roll Band』ジャケ写

 そしてさらに、歌詞にある【子供の命を全力で 大人が守ること それが自由という名の誇りさ】という言葉を体現すべく、この楽曲を通じて得られる収益の一部は、困難に直面している世界中の子供たちの未来といのちを守るため、“Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)”に寄付することも併せて発表された。

楽曲情報

5月23日リリース
配信シングル
桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎
『時代遅れのRock’n’Roll Band』

作品特設サイト https://special.southernallstars.jp/jidaiokure/

この楽曲から得られる収益の一部は、困難に直面している世界中の子どもたちの未来といのちを守るために、セーブ・ザ・チルドレンへ寄付される。
Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)公式HP https://www.savechildren.or.jp/

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