AKB48チームA「重力シンパシー」公演初日、向井地美音「素敵なチームにしたい」
AKB48チームAの「重力シンパシー」公演が11日、東京・秋葉原のAKB48劇場で初日を迎えた。新キャプテン・向井地美音のもと本編13曲を披露。向井地は「一人ひとりが持っている花を色んな曲調の楽曲に活かしたいと思った」と同公演に懸ける思いを明かした。
この日ステージに立ったのは、向井地美音、大竹ひとみ、込山榛香、千葉恵里、中西智代梨、福岡聖菜、本田仁美、武藤小麟。
組閣発表後、チームAメンバーの一覧を見て「花がある」と思った向井地たっての希望で同公演が決まった。岡田奈々と村山彩希がユニットでやっていてかっこいいと感じた「女神はどこでほほ笑む?」を公演1曲目に披露した。向井地は「この公演はぜひこのメンバーでやりたいと思って、1曲目も『女神は―』にしたいと思っていました。その夢が叶いました! 素敵なチームと言って頂けるように頑張りたい」と目を輝かせた。
ダンス力のある本田仁美を筆頭に、初日を迎えるまでパフォーマンス力を高めた。込山榛香は「自分が気づいていないところを見つけてくれるからありがたかった」。
厳しくチェックすることから本田警察の異名をとる本田仁美は「話したことがない先輩方や後輩もたくさんいたけど準備期間で仲良くなれた。みんな意欲的でいいものを作ろうという意識があってもっと成長していけると思った。私自身も未熟だけどもっとブラシュアップしていいものを作っていきたい」
レッスン中は、本田警察から的確なアドバイスを受けた込山だがゲネプロでは笑顔が絶えなかった。「大好きな岡田奈々さんと同じチームになれたのが嬉しい」とし、「キミが思ってるより…」を歌っている時に涙が出てきたといい「想像以上にこのチームが好きなんだなって思った」
昇格から8年初めてチームが変わった福岡聖菜。「みんな美しさをダンスに持っているので私も美しさを学びたい」と意気込み。更に「先輩方が作ってきた公演を受け継ぐ印象があったけど、この公演は新衣装や新しく振りを付けて頂き、私たちが作っているんだという実感があって嬉しい」
3曲を披露した後のMCで「心臓が飛び出るぐらい緊張している」と話していたのは千葉恵里。ひざを切るハプニングもあったが、それにも動じず踊り切った。「曲のジャンルが幅広くていろんな私たちを見せられたら。可愛くてかっこいい私たち色に染めたい」と意気込んだ。
明日12日に27歳の誕生日を迎える中西智代梨は終始笑顔。バラエティ担当としてメンバーの緊張を和らげ盛り上げた。「26歳ラストの日にみんなと初日を迎えられるのが嬉しくて。フレッシュ、そして大人っぽいところは大人っぽくしたい」
「みんなをびっくりさせられるようなパフォーマンスをしたい」と意気込んだ武藤小麟は汗をかき全力で歌い踊った。「公演はチームサプライズさんの楽曲が中心。懐かしいAKB48と新しいAKB48出せたら。1回1回来た人をA(えー!)と驚かせられるように頑張りたい」と茶目っ気。
組閣自体が初めての経験のドラフト3期生・大竹ひとみは初公演も研究生時代に前座で出たぐらい。「チームの方と作り上げるのが初体験でドキドキ。みんな優しく教えてくれて、その成果を見せたい」
加入して9年目でチーム8以外の通常公演に立つのがこの日が初めての本田仁美。公演冒頭は「緊張しているけどみんなと一緒に力を合わせて頑張りたい」と語っていたが、「お手上げララバイ」ではソロで圧巻のダンスパフォーマンスを見せた。「全力で歌って踊るのは気持ちが良いですね!」と充実感に満たされている様子だった。