佐藤大志

 市原隼人、土村芳、佐藤大志、勇翔、田村侑久、登坂淳一、いとうまい子、綾部真弥監督が2日、都内で行われた映画『劇場版 おいしい給食 卒業』(13日公開)完成披露上映会に登壇した。シリーズスタート当時は13歳だった佐藤も本作で15歳。身長のみならず俳優としての成長に市原、綾部監督共に「親戚のおじさんのような気持ち」と感慨深く語った。

 【写真】ドラマスタート時の会見。佐藤大志は当時13歳

 給食マニアの教師と生徒による給食を巡るバトルを描いたシリーズの劇場版最新作。1980年代のとある中学校を舞台に、給食絶対主義者の教師・甘利田と、自由な発想の給食変革者・ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いが、義務教育最後の年に完結する。

 ゴウを演じる佐藤は「監督や市原さんの近くで撮影してきて、それまでは自分が楽しんでいるだけでしたが、画面の向こう側にいる人を楽しんで頂きたいという意識が付いてきました」と市原の姿勢に大きく影響を受けたと明かした。

 身長も当時からグンと伸びたが「出来上がった作品を観て、声が低くなっていてびっくりしました」と笑った。

 そんな佐藤を綾部監督は「芝居の面でも自分で考えることができるようになって頼もしいと思った」と絶賛。

 市原も「とにかく大志が大好きでもう親戚のおじさん。『ご飯食べてる?ちゃんと寝てる?学校は?』って。卒業は新たなスタート地点と言いますが、寂しいですよ。3年を間もありましたが一緒に過ごしてきてこの2人にしか流れない阿吽の呼吸があって。食は空間を超えるというセリフがありますが、まさにその通り」

 劇中の甘利田とゴウのように、師弟関係ともいえる市原と佐藤。シリーズの見どころは給食のシーンでもあるが、佐藤は「甘利田先生がよりアクロバティックになっていて、ゴウもいろんな表情をして前作よりも面白く白熱した対決になります。そのなかでも給食を通して甘利田先生とゴウの絆が強くなっていくところが見どころ」と明かした。

 甘利田演じる市原の想像を超える演技はドラマ版シーズン1から話題を集め、その後劇場版第1弾が制作され、更にドラマ版シーズン2が放送され、そして本作の劇場版第2弾が公開を迎える。

 その劇場版第1弾『劇場版 おいしい給食 Final Battle』は公開後まもなくして新型コロナウイルス感染症拡大による1回目の緊急事態宣言が発出されたことによる映画館営業停止に伴って公開が中止となった。

 それから2年が経ち、この日の会場は満席の客席。市原は目頭を熱くさせ挨拶していたが、溢れ出す涙が止まらず「もう泣いていいですか」と声を震わせ、目を手で隠した。

 完全オリジナル作品で、個性の強い甘利田というキャラクターを監督やスタッフらと話し合いながら作り上げていったということは過去にも話しているが、改めてドラマ版シーズン1のクランクイン前夜を回顧。

 「原作がないなかでどうしようかと。どうやって作ろうかと。前日に監督に『突き抜けた方がいいですか?』『めがねどうしましょうか』と聞いて」

 試行錯誤して作り上げた甘利田、そして本作が好評を得て劇場版第2弾に結びついたことを、ファンに向け感謝。更に「あの日あの時あの場所であの人と過ごしたことを生涯忘れないだろうなということを詰め込みました」と語った。

 甘利田のライバル・ゴウを演じる佐藤も涙する市原を横に目を潤ませ「監督や市原さんの近くで撮影して、前は自分が楽しんでいるだけでしたが、前よりも画面の向こう側にいる人を楽しませることに意識が出てきました」と市原の背中に多くを学んだと明かした。

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