宙を演じる奥平大兼(日本テレビ)

 奥平大兼が出演する日本テレビ系情報番組『ZIP!」内で放送される朝ドラマ『サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days』。奥平が主役を務める火曜日の第11話が15日放送され、奥平が演じる宙の涙の告白が反響を呼んでいる。※ネタバレを含みます。

 地球滅亡までの31日の物語。その事実を信じていない5人は今日も日常を生き、バカ話をし、時折不安に襲われる。

 この日の放送では、隕石衝突の可能性は90%に上るという見解が新たに発表された。

 「こういう時、高校生はどんな顔をしているのが正しいのだろうか?」

 一緒に悲しみを分かち合ったり、そんな馬鹿げた質問を笑って聞いてくれる家族がいない宙はいつもの場所で大空に向かって自問自答をしていた。そんな時、いつもの2人から何通ものメールがきていた。

 岳と拓馬と仲良くなったのは隕石落下が発表されてから。

 でもその半年間で、2人とは高校生活3年分に匹敵するほどの密度の「楽しい」を共有していると宙は感じていた。だからこそ、出会って間もない自分を誘ってくれる2人に弱い所を見せられずにいた。

 だが岳と拓馬はそんな宙の想いを察していた。

 宙の両親が出ていったことを知っていた2人は、何もしない言わない事が宙の為だと思っていた。でも新たな発表を聞いて猛烈な不安に襲われた時にすぐに頭に浮かんだのは、宙のことであった。いてもたってもいられなくなった2人は、宙とちゃんと向き合う覚悟が決め、宙に「家に来ないか」、「一緒に住まないか」と提案したのだ。

 特別に“したい“という衝動に駆られることもなく、人に弱みを見せずに過ごした宙が受けとった、出会って半年のかけがえのない友達が「したい」と思ってくれたこと。

 宙にとってかけがえのない友達からの想いに自然と涙がこぼれた。

 それから2人の前で今まで溜まっていた思いを爆発させた宙。

 吹っ切れた宙は未希に対してまだできていない、「したい」ことを思い出す。

 今回の11話についてSNSでは、「奥平くん演技上手くて、朝から泣いた」「奥平くんの演技っぽくない演技がすごい」「宙くん、拓馬くん、岳くんの関係性を見て素敵だな、と朝からほっこりとした気持ちに」「演技に胸を締め付けられた」「短いドラマなのに内容がぎゅっと詰まっている」「男の友情に泣ける」など宙が感情を爆発させたシーンに反響が読んだ。

 なおTVerでは放送当日5時50分から配信。また放送後も無料で視聴可能だ。

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