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 ディズニー&ピクサーの最新作『私ときどきレッサーパンダ』が3月11日にディズニー公式動画配信サービス「Disney+」で独占配信開始される。日本が誇る宮崎駿氏からもインスピレーションを受けているという本作は“ときどきレッサーパンダになってしまう女の子”を描く。主人公メイを通して、“少女×成長”という宮崎氏のヒット作と共通する要素が込められ、更にドミー・シー監督の「自身が13歳の時にあってほしかった映画」という視点が加えられている。

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 スタジオジブリ最大のヒット作『千と千尋の神隠し』や『魔女の宅急便』など、1人の少女がさまざまな人々との出会いを通して成長を遂げる物語を数多く描き、世界中に多くのファンをもつ宮崎駿氏。

 本作の監督、ドミー・シー氏もそんな彼の大ファンだといい、「宮崎駿監督からは大きな影響を受けているわ。主人公メイは、彼の映画に出てくる強い少女からインスピレーションを受けているの」と明かしている。

 ドミー監督が描く本作は、母親の前ではいつも“マジメでいい子”だが、友達の前での“本当の自分”を秘密にしているティーンエイジャーのメイが、ある出来事をキッカケに自分を見失い、レッサーパンダになってしまうという物語。異世界に迷い込んだ千尋や、新たな街で1人立ちする魔法使いのキキのように、メイもまたレッサーパンダになることで様々な壁にぶつかりながらさまざまなことに気づいていく。

 ドミー監督は本作について、「これは成長物語。少女が成長する中で、自分の体、母との関係、友達との関係といったことに直面していく。これは、私が語りたいと思ってきた情熱のテーマで、自分が13歳の時にこういう映画があってくれたらよかったのにと思うの。『この時期は大変よね。怖いし、奇妙だし、居心地が悪い。恥ずかしいこともあるでしょう。でも、大丈夫だから!乗り切れるよ。みんなが経験することなんだ』」と言ってくれるような、思春期を乗り切る手助けをしてくれる映画やメディアがあってくれたら良かったのになと。それが、この映画のインスピレーション」と明かす。

 実際に本作では、レッサーパンダになってしまったメイを通して、思春期ならではの悩みや葛藤、そして男女問わず誰もが一度は悩んだことのなる「本当の自分らしさとは?」というテーマも込められている。レッサーパンダになってしまっても懸命に自分と向き合うメイを通して、誰もが“自分らしさ”について考えさせられ、自分を好きになれるような後押しとなるメッセージが込められた物語となっている。

 宮崎駿氏から影響を受けたドミー監督が、女性監督ならではの視点をもって描かれている。

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