さとうほなみ、瀬戸康史、城定秀夫監督

 瀬戸康史とさとうほなみ、城定秀夫監督がこのほど、都内で行われた映画『愛なのに』の舞台挨拶に登壇した。

 監督・城定秀夫、脚本・今泉力哉による『愛なのに』は、古本屋の店主と、店主にプロポーズする女子高生、店主の憧れの女性など、一方通行の恋愛が交差し二転三転する先の読めないラブコメディ。

 主演は瀬戸康史、共演はさとうほなみ。女子高校生から突然プロポーズされる古本屋の店主、多田を演じた瀬戸は、いまいち掴みきれない多田という役柄について「脚本では、何気ない刺激の少ない毎日をなんとなく過ごしている人物だったので、フワッとしていたいなと思っていましたね。撮影でお借りした古本屋さんが実際にあるお店だったので、その建物が持っている空気も伝わってきて、どうやったらその場に馴染めるのかということを考えていました」とコメント。

 多田のひげは瀬戸のアイデアだったそうで、それ以外の役作りについても「今まで演じてきた役よりは、声のボリュームやトーンも含め、より繊細なお芝居をしました」。すると、隣でそれを聞いていた城定監督が「瀬戸さんがこの作品に出てくれるなら、店に馴染んでも馴染まなくてもどちらでもよかったです(笑)」と会場を沸かせた。

瀬戸康史

 一方、多田の憧れの女性、一花を演じたさとうは「一花は、普通に恋愛もして、結婚式も控えて幸せに見えるんですが、婚約者にひどいことをされまして、ある行動に出ます。自分の中での一花は、猪突猛進な女性。こう!と決めたらそれしか見えなくなってしまうところが、可愛らしいなと思いました」と役柄を分析した。

さとうほなみ

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