hideさんテレビパフォーマンス映像を初商品化、ジャケ写も完成

　1998年５月に亡くなったX JAPANのhideさん（享年33）が生前書き残した最後の未発表曲「子 ギャル」が完成したことが先日話題になった。

　ラフなボーカルによるデモ音源しか存在していなかったため再現不可能と言われた楽曲だが、初音ミク等にみられるヤマハが開発した歌声合成技術いわゆるボーカロイド（VOCALOID）を用いて声を再現することに成功した。

　ところで、同曲が収録される12月10日発売の生誕50周年記念アルバムの初回限定盤DVDに収録される内容がこのほど発表された。初商品化となる、NHK音楽番組「ポップジャム」出演時の貴重なパフォーマンス映像３曲が収録される。

　「ポップジャム」は1993年に番組がスタートし、14年間にわたって最先端の音楽シーンを伝え続けた公開収録の伝説的な番組だ。収録されるのは、1996年９月に放送された「Beauty & Stupid」、1997年２月に放送された「Hi-Ho」、そして1998年２月に放送された「ROCKET DIVE」の３曲。

　生前、hideさんは「ツアーに来れない人たちのために」とTVの音楽番組に積極的に出演する理由を語っていた。その言葉が反映されるように番組ではエキサイティングでアグレッシブなパフォーマンスをみせていた。その模様が収録される。

　また、ジャケットも完成した。CDにはExtra Trackとして98年、アルバム『Ja,Zoo』制作当時の貴重な「子 ギャル」デモ音源、DVDには「子 ギャル」プロモーションビデオ、今回公開となったhideさんフルカラーフォトによる豪華スリーブケース仕様と、初回限定盤はレアで豪華なコンテンツ満載の内容だ。