綾野剛

 眞栄田郷敦が主演する『WOWOWオリジナルドラマ「キン肉マン THE LOST LEGEND」』(10月)の物語のカギを握る重要人物、ロビンマスクの正体は綾野剛であることがわかった。

 本作は、シリーズ累計発行部数7700万部突破の国民的ヒーロー漫画『キン肉マン』(ゆでたまご作/集英社刊)の実写映画化にまつわる“謎”を追う俳優たちの奮闘を描いたドキュメンタリードラマ。

 主演の眞栄田郷敦、共演の玉城ティナをはじめ、キャスト全員が本人役で出演する。

 綾野が本作で挑戦するのは、劇中、園子温が監督を務める「キン肉マン」の実写版映画「MUSCLEMAN」のプロデューサー兼ロビンマスク役という役どころ。綾野と園は、映画「新宿スワン」シリーズ(2015年、2017年)以来のタッグとなる。

 制作発表前日にある重大なトラブルに見舞われ、企画存続の危機に陥った「MUSCLEMAN」を立て直すべく、ウォーズマン役に眞栄田、ミート君役に玉城を抜擢する綾野。2人に「キン肉マン」実写化を阻む“謎”を追うように指示をし調査の指揮を執るという、物語のカギを握る超重要人物だ。

 綾野が劇中映画「MUSCLEMAN」で扮するロビンマスクは、漫画「キン肉マン」の中でも眞栄田が扮するウォーズマンの師匠として登場。本作でも漫画の設定にも通じる師弟関係を築き、玉城と3人で壮大な“謎”に迫っていく姿に期待だ。

ロビンマスク(C)ゆでたまご

綾野剛:コメント

 この現場には“熱狂”がありました。

 何かを創る神髄とは、真剣に熱狂するということ。そのためには「へのつっぱりはいらんですよ」ではないですが「余計なものはいらんですよ」と。

 プロデューサーとしても俳優・綾野剛としても迷わない強さと精神力がとても重要でした。

 やると決めたら迷うな、やる前は死ぬほど悩んでいい。ちょっとでも迷いそうな事柄が生まれたら精神的に抜刀する。そういう意味で、撮影中は刀が歩いているような状態でした。

 今作のようなドキュメンタリードラマ作品への参加をおすすめします。やってみて、一回ぶっ壊れるのもいい。本当の“現実”と自分の中に作っている“現実”。その業火を両方同時に味わう事ができる。毒見に一見の価値。

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