Snow Man、“大人な恋”から“初恋”までを表現する振り幅の広さ 最新曲「HELLO HELLO」の楽しみ方
SnowMan
Snow Manの4thシングル「HELLO HELLO」が14日にリリースされる。同曲は、ラウールが単独初主演を務める映画『ハニーレモンソーダ』(7月9日公開)の主題歌で、青春ラブストーリーにリンクした爽やかな楽曲になっている。
Snow Manはこれまで、華麗なアクロバティックを披露したデビュー曲「D.D.」や、セクシーで妖艶な雰囲気を表現した「KISSIN’ MY LIPS」、美しいシンクロダンスを魅せた「Grandeur」と、シングル曲では“カッコイイ”表情を見せてきた。
そのため、衣装もモノトーンのものが続いていたが、「HELLLO HELLO」の衣装は『ハニーレモンソーダ』にちなみ可愛らしいレモン色。公式サイトに、「#Snow Manの初恋だよ」と添えられていたように、甘酸っぱくもほろ苦い“レモンのような初恋”をイメージした歌詞も印象的だ。
現在、再生回数900万回を突破しているMV(ミュージックビデオ)にも着目したい。
MVを見て感じたのは、彼らの振り幅の広さだ。とくに、“恋に慣れた大人な男”をイメージした2ndシングル「KISSIN’ MY LIPS」と比較すると、そのギャップに驚かされる。
「KISSIN’ MY LIPS」で見せていたのは、危険な香りのする妖艶な表情。対して「HELLLO HELLO」では、好きな人を見つめる照れ臭そうな視線や、初めて恋に落ちた喜びをギュッと抱きしめるような仕草など、随所に初々しさを感じさせる。
“恋に慣れた大人な男”から、“初めて恋をした初々しさ”まで表現してしまう彼らの振り幅の広さ。「HELLLO HELLO」のMVを見るときは、「KISSIN’ MY LIPS」と合わせてギャップを堪能するのもおすすめだ。
また、ダンスもこれまでの高難易度なものとはちがい、トライしやすいものになっている。なかでも、“スノハロダンス”と名付けられたサビ振り付けは、SNSで踊ってみた人たちの輪が広がっていた。
息もつかせぬパフォーマンスで魅了するのもアクロバティックを得意とするSnow Manらしいが、“みんなで楽しめる”楽曲もグループのカラーに合っているように感じる。彼らの魅力といえば、「誰も嫌な気持ちにさせない」「みんなで楽しもう」という柔らかな雰囲気にあると思うからだ。
レギュラー番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)や、公式YouTubeチャンネルで見せる素な表情。メンバーたちはいつも、穏やかな空気に包まれている。「HELLLO HELLO」は、そんな彼らの朗らかさが伝わってくる楽曲だと思う。【菜本かな】
筆者紹介
かなぴす メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動行っていた。エンタメとファッションが大好き。ツイッターは@kanawink