INTERVIEW

石田千穂、瀧野由美子、中村舞

STU48の新しい扉を開けた「花は誰のもの?」 岡田奈々への思い


記者:木村武雄

写真:木村武雄

掲載:22年04月15日

読了時間:約11分

 STU48が4月13日に8thシングル「花は誰のもの?」をリリースした。結成当時からグループを先導してきた初代キャプテン・岡田奈々が3月18日に兼任を解除。新体制となって迎える初のシングルで、広島城を築城した毛利輝元の祖父、毛利元就が3人の息子に唱えた「3本の矢」のごとく、トライアングルセンターとして石田千穂、瀧野由美子、中村舞の3人が先導する。ミュージックビデオに加えて、「光は君に、あの日々に。」と題した“ドラマミュージックビデオ”を制作。青春の一ページを奪われてしまった高校生たちが心の葛藤を乗り越えていく姿を描いた青春群像劇で、8thシングル選抜メンバー全員が出演する。今回はその矢を担う3人にインタビュー。ドラマ撮影の裏側や本作への思い、そして兼任解除となった岡田奈々から得たものを聞いた。※岡田奈々兼任解除前にインタビューを実施。【取材・撮影=木村武雄】

私のチャームポイント

石田千穂

瀧野由美子

中村舞

共有し合える

――選抜発表からこれまでどのような気持ちで過ごしてきましたか?

中村舞 発表されたときは実感が湧かなくて「本当にやるのかな」という感じで不安もありました。MVの撮影が終わって3人でお仕事させていただくことも増えてきて、実感もちょっと湧いてきましたし…心強く思うことがすごく多いので、今は「まだまだ頑張るぞ」という気持ちです。

――楽しいですか?

中村舞 楽しいです!

中村舞

中村舞

――顔から楽しさがにじみ出ています。センター発表の時は驚きのあまり表情が強張っていましたもんね。瀧野さんは?

瀧野由美子 あれからMVのドラマ撮影があったり、曲を聴いたり、徐々に8枚目シングルの活動が始まってきています。今回のドラマは3人が主役なので3人でのシーンが多かったんですけど、撮影が朝早かったり夜遅かったりして「ちょっと大変だな」って思うところがたくさんありました。でも自分だけじゃないということがすごく心強かったです。

――これまでとは違いますか。

瀧野由美子 全然違います。ちょっと大変だなと思う時も3人でそれを共有し合えて「頑張ろうね」とポジティブな方向に持って行けるのがすごくいいなと思いました。

石田千穂

――石田さんはどうですか。

石田千穂 ゆみりんが受験でずっと勉強していたので会えなくて(その後大学合格)。久しぶりにゆみりんのいる活動で、この3週間(取材時)は会う機会も増えて、3人でのお仕事で密接な関係になったというか、もっともっと仲良くなりました。

――もっともっと密接な関係になったんですね。

石田千穂 そうです!今楽しんでいます。にじみでていますか(笑)

――にじみ出てます(笑)。

瀧野由美子

瀧野由美子

呼び捨てに「オモロ」

――ドラマの台本を読んだ印象としてメンバーの個性や様々な挑戦が描かれていて面白いと思いました。今回3人は同級生役ですが実際には年齢も加入期も違うというところで演じるのは難しかっただろうと思います。役どころも含めその辺どう思われましたか?

石田千穂 私の役について金井監督からは「思ったことをあまり口には出さずに表情で表現してほしい」って言われました。私の性格と重ねて、あまり口に出せないというのは分かるなと思ったんですけど、いざ本番が始まってカメラを向けられると表情だけで表現するのはすごく難しくて。それと私は2人に対してタメ語なんですけど、舞ちゃんは普段「ゆみりんさん」って呼んでいるから、役として「由美子」って呼んでいるのが「オモロ!」って思いました(笑)。

中村舞 本当に「千穂」とか「由美子」とか言うのは、役の中だけなので…(笑)。

石田・瀧野 ぜんぜんこれからも呼んでいいよね。

中村舞 いやー、あー。う…、でも戻っちゃいます。ファンの人もたぶんびっくりすると思います。いつもと違う私だなって。

――中村さんはドラ3ですが、やっぱり先輩後輩というのはあるんですか?

中村舞 最初の頃からずっと一緒に活動しているので壁は全くないんですけど、もう「さん付け」が定着しているというか。逆に変えたら変な感じがして変えていないです。

――普段やっていないことをやっているということで、自分の殻を破ったというのはありますか。

中村舞 私の役が、感情を言葉で言うタイプでした、でも私はあまりそういうタイプではなくて。その役柄もそうですが、喧嘩のシーンは殻を破ったというか、すごく苦戦しました。本読みのときに「こういう感じで」というアドバイスもいただいてたのでそれを自分のものにできるのかっていうのがすごく大変でした。あとお芝居をやっていて「間」がすごく難しいなって。「その言葉を言われたらその子にとっては予期せぬ言葉だったんだから…もうちょっと間があると思う」と監督から指示いただいて「確かに」って。自分が普段なにげなくやっていることをお芝居にするのはすごく難しくて大変でした。

石田千穂

撮影初日の涙

――瀧野さんは?

瀧野由美子 ドラマの世界では当たり前なんだと思うんですけど、お話の順番通りに撮影をしないので、わりと最後のシーンの自分がこういう理由で合唱部に入れなかったって2人に告白するシーンを1日目の一番最初に撮影をしたので、すごく不思議というか。そこが自分にとって難しかったです。

――感情の整理が大変だったんですね。

瀧野由美子 あまり演技経験もないので、うまくつかめなかったっていうか。お芝居することに慣れないままどんどん重要なシーンの撮影が終わっちゃって。これってドラマとかの世界では当たり前なんだろうなと思うんですけど、そこがすごく難しかったです。

――瀧野さんの役柄はそもそも難しいと思うんです。秘める思いを出さずに持ち続けないといけないですから。その辺の気持ちの持ちようもそうですが、役をつかめた瞬間はありますか。

瀧野由美子 役をつかめたのは、撮影1日目の、最後に海辺で合唱部が歌っているところを私たちがカメラで写真を撮るというシーンです。一日撮影をしてきて、いろんな感情を積み重ねてきた上で迎えたシーンだったので自然と涙が出てきました。そこで「お芝居ってこういうことなのかな」って思えて。撮り終えた後に金井監督から「そこのシーン終わってからが全然違ったよね」って言ってもらえたので、そこが自分にとってはキーポイントだったと思います。

――お芝居でいうと、今村美月さんとか甲斐心愛さんとかが経験済みで、何かアドバイスを聞いたことはありますか。

瀧野由美子 美月ちゃんの舞台とかも観に行きました。ただ一緒のシーンがなかったり、本読みとかもみんなで一緒にできたわけではなかったので聞けなかったんですけど、甲斐心愛ちゃんが広島のドラマで主演をやっていて、高雄さやかちゃんにいっぱいアドバイスしてるのを見ていました。

――その姿が浮かびます(笑)。

瀧野由美子

瀧野由美子

新しい扉

――石田さんは今後ドラマとかやってみたいと思いますか。

石田千穂 やってみたいです。

――今回は自分にとって大きかったですか。

石田千穂 舞台とかはSTU48の舞台とかでちょっとだけやらせていただいたんですけど、映像の演技が初めてだったのでめっちゃ難しくて。でもアイドルになって5年目でライブとかも重ねてきてめっちゃ難しいと思うことが減ってきたので、久しぶりにそう思える機会があって良かったです。もっと挑戦してみたいと思いました。

――中村さんどうですか。

中村舞 舞台とかしたことがなくて本当に演技というものが初めてだったので、新しいことが経験できたというか、新しい扉を開けたというか。また演技してみたい気持ちです。

中村舞

中村舞

メッセージ性が強い

――そして今回の表題曲「花は誰のもの?」、すごく耳に残る歌だと思いましたが、その印象をそれぞれお聞かせ下さい。

石田千穂 最初聞いたときは、かっこよくて「気持ちを伝えるぞ」というのがすごく感じる曲だなって思いました。

瀧野由美子 曲の印象は、歌詞がすごく深くてメッセージ性が強い曲だなって思いました。この曲を聴いて、いろんなことを考える方もいると思うんですけど、自分たちが歌って結果的に笑顔になってくれたり、悩みとかに寄り添える曲になったらいいなって思います。

中村舞 曲調を聴いて、いい意味でアイドルっぽくない曲なのかなと最初思っていたんですけど、あとから歌詞もいただいて、すごく深い意味とかそれぞれ伝え方によっていろいろな意味がある曲だと思いました。今回センターも3人いるので、私も私なりにできる伝え方をしたいなってすごく思います。

石田千穂、瀧野由美子、中村舞

石田千穂、瀧野由美子、中村舞

新しいSTU48の意思表示

――STU48イコール歌が上手い人、ダンスが上手い人が多いという印象も付いてきて、そして新体制になって初の試みが多くて。石田さんが先ほど「難しいと思うことが減ってきた」という趣旨の話もされていましたが、そういう全体の流れから今回のシングルをどう捉えていますか?

石田千穂 MVで初めて踊っていなくて、アイドルのMVは踊るのが一般的だと思うんです。だからこのタイミングでこういう大きな変化をしたのは、何か新しいSTU48の意思表示になるんじゃないかと思います。

――中村さんは今回センターで見えている景色が全然違うと思うんですけど、どう感じていますか。

中村舞 センターを3人でさせていただいて、すごくしんどい時も一緒にやってくれる仲間がいたからできたと思うので、奈々さんが兼任解除でいなくなっても、これからもっと辛いと思うようなことがあっても、みんなで同じ方向を向いて支え合っていきたいなって思います。

――瀧野さんはどうですか。

瀧野由美子 奈々さんは初期から柱として活動してきてくださった方なので、奈々さんの代わりはきっと誰にもなれないんだろうなって思うんですけど、きっと奈々さんもSTU48のことは引き続き応援して支えてくれると思うので、奈々さんに恥じないような活動をみんなでできたらいいなと思います。5月には5周年コンサートが広島グリーンアリーナであるので、まずはそこに向けて大成功になるようにみんなで頑張っていきたいです。

石田千穂、瀧野由美子、中村舞

岡田奈々への思い

――最後に岡田奈々さんへの思いを聞かせてください。

石田千穂 私たち一期生は先輩がたくさんいない中で誕生したので、奈々さんをお手本にみんな育って。こうして礼儀正しく育ててもらい本当に感謝の気持ちでいっぱいです。奈々さんがいなくなるのはすごく心細いんですけど、奈々さんから教わった事を活かしてこれから後輩たちにも伝えていきたいなと思います。

――岡田さんがいたから後輩への接し方も違ったかもしれないですね。

石田千穂 奈々さんが背中で語ってくれるタイプの先輩だったので、行動で示めそうってみんな思えたと思います。

――岡田さんじゃなかったら自分は変わっていたかもしれない?

石田千穂 もうちょっとなまけていた可能性はあります(笑)。

――石田さんは頑張っていると言わない影に隠すタイプですもんね。それも岡田さんの影響があるかもしれないですね。

石田千穂 かもしれないです。

石田千穂

――中村さんは?

中村舞 ドラ3をSTU48に導いて下さって、本当に運命を変えてくれた人です。奈々さんのおかげでSTU48にいるのですごく感謝しています。いなくなっちゃうのはすごく寂しんですけど、胸を張って頑張って活動していきたいです。

中村舞

中村舞

――瀧野さんは?

瀧野由美子 一番お世話になったんじゃないかと思うぐらい一番そばにいて下さったので、これから奈々さんが「私、STU48にいたんだよ」って周りの人に胸を張って言えるようなグループでありたいと思います。近くで奈々さんを見ていたからこそ…その偉大さがすごく分かるので、奈々さんのようにはなれないけど、そうやって教えてきてもらったように冷静でいられるような存在になれたらいいなと思います。

――イベントで隣になることが多くて、見ていると岡田さんが瀧野さんに結構ボディタッチしていることが多くて。やっぱり安心しますか?

瀧野由美子 安心します。センターをやらせていただく機会が多かったので、一人で活動することも多くて…どこか一人ぼっちのような気持ちになるときもたくさんあったんです。でもそのときに奈々さんが話しかけに来てくださったりしてすごく安心感があって。「奈々さんは分かるのかな、すごいな」と思っていました。

瀧野由美子

瀧野由美子

――去年の広島城でのイベントで「まだまだ甘えたい」と言っていたんですけど、十分甘えられましたか。

瀧野由美子 まだまだです。今回のMVで私服みたいな衣装を自分で選べたんですけど、奈々さんに「どれがいいですか?」ってLINEで相談したりしていたので、奈々さんはSTU48ではなくなるけど、まだまだ頼らせてもらうし、甘えたいと思います!

石田千穂、瀧野由美子、中村舞

(おわり)

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