巨大風船を割る左から岡田准一、堤真一、平手友梨奈、安藤政信

 岡田准一、木村文乃、堤真一、平手友梨奈、安藤政信、山本美月、佐藤二朗、江口カン監督が18日、都内で『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』公開初日舞台挨拶に臨んだ。

 【写真】登壇者の集合写真

 2019年6月に公開された映画『ザ・ファブル』の最新作。誰も殺さずに最狂の偽善者からワケありの少女を救出するミッションに挑む最強の殺し屋の奮闘を描く。

 主人公の伝説の殺し屋・ファブルを演じる岡田准一、その相棒・ヨウコを木村文乃。ファブルが偽名・佐藤アキラを使い勤めているバイト先の社長を佐藤二朗、同僚のミサキを山本美月。

 更に表向きは子供を守るNPO代表だが、裏では緻密な計画で若者を殺す最狂の男・宇津帆を堤真一、凄腕の殺し屋・鈴木を安藤政信、そして、車椅子の少女・ヒナコを平手友梨奈が演じる。

 伝説の殺し屋の異名を取るファブルが普通の暮らしをするため、ヨウコと偽名を使って一般人になりすましている。その表と裏の関係性にちなんで、この日は出演者の意外な一面が明かされることになった。

 登壇者が口を揃えて名前を挙げたのは平手。撮影中は人懐っこいなどの様子が明かされた。

公開初日舞台挨拶に登壇。岡田から進んでポーズを決めた

 その中で堤は、共演シーンが多かった平手の撮影序盤の様子を紹介。「最初は大丈夫かなって思っていて、ちょこんといるんで話しかけるようにしました。でも、平手さんが岡田君と撮影して、別の週になると岡田君がお父さんのようになっていたので、親子が関係が出来上がって明るくなっていた」と明かした。

 撮影現場では岡田を“お父さん”のように慕っていたことは出演番組でも明かしていたが、堤も「岡田君はお父さんみたいな状態」とすると、岡田も「お父さんのように、ご飯食べなさいとか、髪を上げなさいとか」と微笑んだ。

 またこの日は佐藤のアドリブにも話題が及んだ。佐藤がかたくなに「アドリブはない。台本通り」と言い張るも、岡田は「うそです」とばっさり。「セリフがちょっとしかないのに。アドリブの天才」とすると、佐藤は「台本のセリフが終わった後にまだOKが出ないときに後を繋いだ感じ。それをアドリブと言うならあります」としぶしぶ認めた。

 更に岡田は、ファブルが目線をそらす場面で「『どこ見てんねん』って、あれはアドリブ。こちらがやったら色々とやってくれる」と畳みかけると、佐藤は「明後日の方を見ているからそれはつっこむでしょ!」と笑いながらその理由を明かし、度重なる共演者からのアドリブ話に「営業妨害!」と笑っていた。

 この日は、大ヒットを祈願し、くす玉に模した巨大風船を鉄砲に見立てたクラッカーで割った。改めて岡田は「ちょっとでも今日1日が良かったなと思ってもらえるように映画を作っています。誰かにとってちょっとでも今日1日が良かったと思ってもらえる要素になったら」と語った。

江口カン監督、佐藤二朗、山本美月、木村文乃、岡田准一、堤真一、平手友梨奈、安藤政信

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